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関係を主導する

たとえば対外折衝に立っているとしましょう。自分にとって都合の悪いことがあります。手がかかることだったり、時間がかかることだったり。あるいは解決が困難で見通しが立たないことかもしれません。簡単に言えば面倒なことですね。さてどうしていきましょうか。

相手にNOと言われたくない?

20200625_主導する-NO

想像します。相手が面倒なことをつきつけてくるかもしれません。あなたは恐怖します。つきつけられたくはないと考えます。なくて済まされるならそれにこしたことはありません。

あなたは都合の悪いことを話題に出さないようにします。あるいは遠回しな言い方をしてみます。その時の会話をなんとか乗り切ります。流されていくだけの資料を準備して、実際に会議はなんとなしに済まされていきます。面倒なことを相手につきつけられることはありませんでした。会話の雰囲気は良好。問題はないかのように思えます。つきつけられることはなかったのだから。安心できましたね。

しかし気がつけば時間だけが過ぎてしまっています。あなたは言い訳をします。相手はNOと言っていない。そして気がつきます。相手はYESとも言っていない。相手は何も言っていないのです。それは当然です。相手に何も言わせようとしなかったのだから。面倒なことはありませんでした。しかし前進もありませんでした。

曖昧にして結局は先手を打たれる

20200625_主導する-要求

相手はしびれを切らします。いったいどうなっているのか?説明を求めてきます。この事態になっていることについて。何も決まっていないことについて。何も前進していないことについて。あなたはようやく気がつきます。これこそが面倒なことだと。

求められた説明は慎重でなければいけいけません。慎重でなければNOをつきつけられてしまいます。やり過ごすことはできません。なにせ説明を求められているのだから。説明を求められたから説明する義務が生じました。相手が先に要求して自分が従う関係。従わざるを得ない状況。これこそ面倒です。しかしこうなってしまってはもう遅いのです。

面倒を避けて、だから面倒なことになりました。避けていても問題はなくなりません。見ないようにしても問題は確かにあります。放っておいて解消されることを期待するのはいいです。しかし解決しなければ問題はありつづけます。そのツケを払うのは自分です。そのつもりでいなければいけません。相手も馬鹿ではないのだから、曖昧なままにしてはおけません。はっきりせよといずれ要求されます。要求されれば従うしかありません

自分から本当の問題に立ち向かう

20200625_主導する-問題

問題とは何か。NOと言われないようにすることでしょうか。否。それは始まりです。問題はその先にあります。先にある何かを明らかにして形を作る必要があります。自分の都合があって、相手の都合もある。自分と相手との間には関係があります。問題の対象でつながっているのです。

自分のNOを明確にする。相手のNOも明確にする。それは問題の対象を明らかにすることです。形を作る。それはスケジュールなのかもしれないですし、体制図なのかもしれません。いずれにしてもはっきりとした形で示す。それで初めてYESなのかNOなのかを考えはじめることができます。NOを言わせて解決できれば譲歩にもなります。先手を打った方が形作っていくことができるわけです。

NOと言われてから話が始まる。説得なのか妥協なのか強制なのか。言葉だけ丁寧にしても何にもなりません。はっきりとした形で示す。先手を打つ。相手が応えてもらえる状況を自分が作っていくのです。

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エンジニアリングリード兼プログラマー。 チームビルディングやプロジェクト推進のための仕組みづくりに興味があります。

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