※中止追記有【プレスリリース情報ご案内】THE RAIL KITCHEN CHIKUGO、0425に「DEAN＆DELUCA」コラボ列車企画【西日本鉄道株式会社／福岡市博多区】

2020年4月7日 10:24

（2020.04.07追記）中止のプレスリリースが出ておりました。

なんでもかんでもコロナ禍につなげて考えなくてはならないのが憂鬱になりますが、致し方ありません。

4月7日現在、西鉄のキッチン観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は予約受付しておりますね。（追記：予約サイトには個別のページがなく、予約できなくなっています）25日には「DEAN&DELUCA」とのコラボ列車企画もあります。12日までの運休はリリース出ていますが、今後についてはこれから発表があるかもしれません。

THE RAIL KITCHEN CHIKUGOは西鉄初の観光列車で、金土日を中心に1日にブランチ、ランチ、ディナーの3本運行しています。福岡天神から大牟田までを所要時間2時間半、ゆっくり食事をいただきながら旅を楽しめるダイニング車両とピザ窯を搭載したキッチン車両の3両編成。筑後地方の工芸品や地域資源を内装などに使っており、西鉄沿線の魅力を伝えようとする意志が感じられます。

昨年3月から1年間で1万6千人が利用したそうで、これは想定を上回る数字だそうです。3月4月は1周年企画が予定されておりましたが、3月下旬から運休しており残念ながら企画も中止されています。今回リリースのDEAN&DELUCAコラボ列車も、このままでは難しそうな状況ですね…。

DEAN&DELUCAといえば、アメリカの本家が経営破綻したことが先日ニュースになっていました。幾つか情報を見ましたが、タイの高級不動産会社ペース・ディベロップメントが2014年に買収して以降、ブランディングの方向性がうまくいかなくなったこと、ホール・フーズやトレダー・ジョーズなどの競合の躍進、ネットショッピングの台頭など様々な要因があるようです。昨年時点で店舗運営もままならない状態だったようですね。なお、このペース・ディベロップメントは北海道ニセコのリゾート地を買収して、資金繰り悪化に伴い他所に売却しているなど、個人的にあまり良いイメージがありません。

日本のDEAN&DELUCAについては、株式会社ウェルカムが2016年に日本国内の商標権のライセンスを全面的に取得しており全くアメリカの法人とは別物だそうで、日本の事業はこれまで通り継続する旨を発表しています。国内に店舗やカフェ含め50店舗近くあるようなので、もしアメリカの法人のままであれば影響も大きかったでしょうね。福岡では、天神のソラリアプラザB2Fと博多駅アミュプラザB1Fにお店があります。ソラリアプラザの方がお店の規模は大きく、デリのテイクアウトができるので、このご時世更に需要が増えてそうです。

THE RAIL KITCHEN CHIKUGOは電車×食×旅行という体験ができる観光列車というのが売りであると思いますが、この状況下ではお客さんに足を運んでもらうことができない上に、まだ運行開始1年で知名度もそこまで高くないことと思われます。例えばイメージ動画を配信したり、筑後の魅力を掘り下げる発信を行うなど、コロナ収束後に乗ってもらえるような種まきを今のうちに行っておく必要があるでしょうね。

※トップ画像はnote「みんなのフォトギャラリー」よりお借りしたイメージです。プレスリリースと直接の関係はございません。

以下、公開されているプレスリリースより抜粋です。
PR TIMES　2020年3月25日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000132.000017692.html

詳細は企業や主催者のホームページよりご確認ください。
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2020年4月25日（土）に企画列車「DEAN＆DELUCAコラボ列車」を運行します!

西日本鉄道㈱では、地域を味わう旅列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」における1周年記念イベントの締めくくりとして、2020年4月25日（土）に企画列車「DEAN＆DELUCAコラボ列車」を運行します。

今回の企画列車では、世界各国の食料品等の販売やカフェの運営を行う「DEAN＆DELUCA」（運営：株式会社ウェルカム）とコラボレーションした列車を運行します。「DEAN＆DELUCA」は国内に49店舗を展開している人気のブランドで、2015年に福岡で初となる店舗をソラリアプラザに出店し、今年4月で福岡進出5周年を迎えます。

「DEAN＆DELUCA」は生産者・つくり手を大切にし、その土地の食材を使用したオリジナルメニューを提供しています。「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」も､生産者とともに沿線地域の食材を活かした料理を提供しており、それぞれの周年を機に、食を通しての地域の魅力発信という同じ考えを持つ「DEAN＆DELUCA」と協力して、お客さまに特別な時間をお楽しみいただきたいと考え、この度、当イベントの企画に至りました。

この運行では「DEAN＆DELUCA」監修のもと、筑後地域の食材を使用したメニューをコース仕立てにして提供します。筑後市「イノウエファーム」の瑞々しいズッキーニやナス、トマトを使用した前菜や、久留米市「kawakatsu farm」の甘みの強いあまおうと柔らかい博多和牛のタリアータ、有明海で育ったあさりをふんだんに使った魚介のパエリアなど、通常の運行では味わえない特別なメニューを提供することで、沿線の魅力を新しい形でお楽しみいただけます。

■DEAN＆DELUCAコラボ列車について
【開催日】 2020年4月25日（土）
【コース・時間】
ランチ：西鉄福岡(天神)駅～大牟田駅（11：50～14：14）　　　　　　　　ディナー：大牟田駅～西鉄福岡(天神)駅（16：40～19：13）
【実施内容】沿線地域の食材を中心に構成する「DEAN＆DELUCA」監修のコース料理を提供
【予約方法】専用ウェブサイト　URL：https://200425fukuoka.peatix.com/
【予約開始日】 2月26日（水）15：00～
【料金】 11,000円（税込み）

■ 料理について
「DEAN＆DELUCA」福岡店のオープン当時からプリペアードフードを担当するシェフが筑後の旬の食材を選りすぐり、それぞれの素材の持ち味をいかしながら洗練された料理を作ります。地中海料理をベースに世界各国のエッセンスを取り入れた「DEAN＆DELUCA」創業時からの変わらぬ味で愛され続けるシグネチャーから季節で変わるシーズナルメニューまでバリエーション豊かなコースに仕上げました。

＜コース内容＞
〇ウェルカムドリンク「DEAN＆DELUCAスパークリングワイン or コーディアルレモネード」
〇筑後の恵みたっぷりの前菜プレートフォカッチャと一緒に
〇ラザニア
〇博多和牛のタリアータあまおうとホワイトバルサミコソースで
〇福岡有明産大粒あさりのパエリア
〇博多あまおうと八女抹茶のプティガトー
〇うきは新川製茶の有機紅茶
【主な使用食材】カッコ内は産地
ズッキーニ・トマト・ナス（筑後市）、いちご：あまおう（久留米市）、アスパラガス（大木町）、福岡有明産あさり（柳川市）、抹茶（八女市）、オリーブ（久留米市）、有機紅茶（うきは市）
※メニュー内容および食材は変更となる場合があります。

■ 株式会社ウェルカムについて
【本社所在地】東京都渋谷区神宮前2-4-11 Daiwa 神宮前ビル 1F
【代表者】横川正紀
【設立】 2002年7月
【主な事業】小売及び飲食業を通したライフスタイル事業
　　　　　　輸入食品および加工食品等の製造・販売、カフェの運営

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