2434における二次創作と本人達との距離感についての話

思ったよりとっちらかっちゃった 
あんまりまとまってないのに長いです ごめん


◆この記事を作った経緯

ざっくり概要を申し上げると
「先日投稿した二次創作は本人の目に触れるハッシュタグを付けて投稿する内容としては不適切だと思われるのでタグなしで投稿し直すことを考慮して頂けないでしょうか」というマシュマロを受けて、個人的なスタンスとか、2434コンテンツに対する所感について述べてみました。というものです。
以下、実際に頂いたものとその返信です。

nmmnマロ

いつも作品を見てくださってありがとうございます。
丁寧なご指摘痛み入ります。
お気遣いの上での指摘だと思うので、真摯に受け止めた上で自身の考え方に関しても今一度申し上げておくべきだなと感じたのでこのような形で返信させて頂きました。

結論から申し上げると
「自分の考え方に基づいた上で、作品の上げ直しは行いません。」

返信とは申し上げたもの、この先は持論を述べる良い機会として利用させて頂くようなものなので長くもなりますので見ても見なくても大丈夫です。
作品の上げ直しを行わないに至った「自分の考え方」に紐づける形で個人的な界隈や二次創作に対する見解を以下に述べました。よろしくお願いします。

(※言及している事柄は全て「個人的な見解」であってそういうものだと断定したい意図はありません)


◆そもそもVtuberってnmmnコンテンツにあたるのか

って話をしないことには軸がブレるなと思ったのでまずこの点について言及しておこうと思います。
まず、あたるかあたらんかで二者択一するならnmmnだとは思います。
(正直、2434に限って言えば半々なとこはあるなと思っている節もありますが、話がややこしくなるのでひとまずnmmnだという体裁で進めます)
ただ、従来のnmmnコンテンツと比較したときVtuber(特に2434)とその他では、
公式コンテンツと二次創作の立ち位置が明確に違うとも感じています。

ここで踏まえたいのは、
Vtuberはnmmnに属するコンテンツだとは思いますが、
「nmmn=本人の目に二次創作を触れさせてはいけない」という
従来の一般的なnmmnの認識に、Vtuberは当てはまっているわけではないなという点です。


◆「二次創作」は当人の目に触れさせてはいけないものだとするファン側の認識と、ライバーにとっての二次創作の認識の温度差の話

そもそもとして、ライバーが個人でファンアートタグを設けて、自発的に二次創作を認知していくスタンスがまず普通に特殊というか。
根本として、二次創作で描画した該当キャラ本人がいいねとかRTを行うことが平然と為されている事態そのものが前例の無い特性であって、従来のコンテンツの常識の外にあるコンテンツだと感じています。(そこが面白いとこの1つだなとも思っています。)
もっと個人的なところで行けば、タグ巡回をして配信上でコメントをしてくライバーさんもいらっしゃれば、エゴサ用アカウントを作ってB済アカウントを眺めてるぞと公言するライバーさんがいらっしゃったり、貫通いいねをしてくる剣持がいたり。
二次創作を極力当人達の目に触れさせたくない我々(特に女性向け界隈の住民)と、そういうものは特には気にせず二次創作を見に行きたいライバーと二者間の温度差、正直すごいよなと思います。

そこに甘んじてカップリング創作を当人達の目に触れさせて良いのかと言われれば、私自身断じてそうではないとも思っています。
ただ、そういうカップリングが存在している、自分と誰かで組んだあらゆる関係性のオタクが存在している、自分を題材にしたR指定同人誌が存在している、という点に関しては配信上でも言及されているように、我々の思惑とは裏腹に認知されてしまっている事実も現実としてあります。
認知されたくねえ女性向け畑創作者とライバー間の温度差、正直本当にすごいよなと思います。

過去、様々なコンテンツに触れていく中で、二次創作を行う以上、公式との距離感に気をつけていかなければいけないというのは重々理解しています。
それこそ、過去にはarsやDisneyコンテンツにハマってしまった友人等が鍵サイト上でのみ活動して周到に隠れて創作を続けていた姿も見ていましたし、私自身、pkmnシリーズで活動していた時期は同人誌の店舗委託はしない等、そのコンテンツの事情に応じた自衛は行ってきました。

自衛をするのは、公式サイドが自分たちが丹精込めて作り上げたコンテンツを、他者が勝手に利用して利益を得られること、性的に消費されることを快く思わないという公式サイドの、二次創作に対する意向が明確に示されてきた事例があったからこそです。
ただ、昨今、二次創作がもたらすコンテンツの発展に対して前向きに捉えているコンテンツというのも少なからず存在していて、2434に対してもそれは言えると思います。

二次創作はグレーであり妄想であり、とりわけカップリングものに関しては不愉快に感じる可能性もある以上大手を振って展開して良いものではないという認識を持っておくことは必要だと思います。
ただ、その一方でライバーは二次創作される自分たちを楽しんでいる節もあるという点も考慮して然るべき点であるように思っています。


◆自身の二次創作においてタグを付けるときと付けないときの差異に関して

自分の中で明確に定めているラインがあるので述べておこうと思います。
一言で言うと「配信上、twitter上、目に見える形で展開されているライバーの考え方やライバー間のやりとりで概ね万人が共通認識としている情報だけで構成した二次創作」にだけタグを付けるようにしています。
逆に本人達が「そう考えてるとは限らないな」という憶測の域を過ぎない思想表現を含むもの(ex:ライバーAがライバーBに向ける感情、根っこの部分に関わるコンテンツ観等の感性)、また、何の配信にも引用されない100%幻覚の二次創作にはタグは付けないようにしています。
後者の100%幻覚二次創作なんかは男性向けとかだと割と普通にタグ付いてる印象ありますけど。

個人的に、ハッシュタグを用いて二次創作を投稿する条件は、

・第一に、該当の配信を見て面白かった、良かった、という意思表示を当人達に
 二次創作という体裁で伝えたいとき。
・その上で、創作したものが上記の「共通認識としている情報だけで構成された
 二次創作」であったとき。


自分の中で、二次創作を行なった際、上記2点が成立していると感じたときはなるべくタグを付けるようにしています。
スパチャとかが分かりやすいのかもしれないんですけど、何かしら描いてる側として、感想とかフィードバックを創作の形式で1リスナーとしてできるときには還元したいなと思ってはいるので。
(それでも10数枚に1つタグが付くかつかないかってレベルですけど)


◆要するに

大分回りに回ってようやく要するに、というとこまできましたけど
今回ハッシュタグを付けて投稿した二次創作に関してですが、

前述もしているんですが、そういうカップリングが存在しているという点に関しては配信上でも当人の口や、今回、過去の各種配信からも、本人も間違いなく認知しています。
今回の二次創作に関しては『「そういうカップリングが存在している」ということを剣持刀也が認知している』という配信上からも見える事実を描写をしたのであって、カップリングものの二次創作を行ったわけではないと考えています。

それが例えば二人コラボでの配信上で「gktuてぇてぇ」みたいなコメントをするのは万死に値すると私個人は感じますが(男性ユーザーの比率が高かった初期の方では割と普通にあるんでそこはまじで男女間の認識の差異だとも思いますけど)

『本人の目に留まる形での「カップリングの話題に触れる二次創作は不謹慎」』という点に関しては
私個人は少なくともknmcのコンテンツにおいては不謹慎なものではない、と思っています。


そんな感じです。
ざっくりとでも理解して頂けたら幸いですし、
それは違うなと感じたとしてもまあ主観とか感性の違いだなと思って頂けたら幸いです。


◆余談:自己防衛と本人B済の話

これまでの話を踏まえた上での自己防衛の話。
いよいよ読まなくて大丈夫です。
自分自身が実践してることで言えば、本人の目には何が何でも入れたくないツイートは鍵垢で行っていますし、ぼちぼちのものには伏字を使いますし、前術してますがタグを付ける作品に関しては選んでいます。
そんな感じで、ある程度の自己防衛って大事っちゃ大事だとは思います。
しないよりはする方が安全ではあるかもしれませんけど、ただ、自衛が過度すぎたり、うちうちだけで楽しんで完結してしまうことは、ファンコミュニティとしてはやや本末転倒さも感じています。

過度な自衛…この界隈だと主に女性向け界隈、百合界隈辺りで見受けられるいわゆる本人B済文化がそれに該当する1つだと感じてるんですけど。
これ、知ったときもそこそこ驚いたんですが、未だに正直何で推奨されてるのかよくわからん文化だなとも感じています。
該当アカウントのブロック数が多いとアカウントが凍結されるリスクも高まるわけですから。
というか、今でこそ右に習えの精神で皆さんそうしてらっしゃるのかもしれないですけど、
何で鍵垢でしないんだろうってなったとき、鍵垢じゃ見てもらえないから
拡散される表垢が必要なんだってなったとき、本人B済が生まれた経緯って恐らく
「ライバーに不快なものを見せたくない気持ちより自身の作品により多くの反応が欲しいっていうエゴが勝った」その結果の措置なのでは、と感じたので私個人は本人B済という文化が良いものだとはあまり感じていません。
「自分は関係者Bが必要な理由を理解してそれを実行しました。自分は本人のために配慮した行動ができます」ということを端的に表せる術なのかもしれないですけど、鍵垢で本人B済っていよいよ本人のリスクだけ高めてて何もメリット無くない?鍵垢にするだけじゃ駄目なんですかねて個人的には思ってます。
風潮として浸透しきってるんで、特に何か変えたいみたいな野望とかそういうのはミリもなく、
ただ個人的にそう思ってるだけっていうチラシの裏程度の所感です。

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