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Twitterの災害時の使い方マニュアル「#Twitter防災」

FUKKO DESIGN の木村です。

「コロナ禍でもすぐにできる!災害対策集」として、風水害、熱中症、夏の天気の急変、冬の荒天への備えと4回に渡って対策集を作成し公開してきました。

今回、「コロナ禍でもすぐにできる!災害対策集」の制作チームと、Twitter社さんで、自然災害に備え、Twitterをどう使えば良いかまとめた災害対策集「#Twitter防災」を作りました。

東日本大震災の時に、電話が繋がらなくなった時に多くの方々がTwitterを使いました。その後、多くの自然災害でTwitterは活用され、最近の災害ではツイートが救助にも役立っています。

そんな中、今年の3月11日で東日本大震災から10年が経ちます。

私たちとしても、災害でも活用されるTwitterを改めてわかりやすくまとめてみるのはどうかと思いました。

そして、Twitter社さんと災害で使いやすい機能を整理し、多くの人がすぐに使えるような災害対策集を作りました。

制作メンバーは「コロナ禍でもすぐできる!災害対策集」を作ってきた、元内閣防災官房審議官の佐々木さんや、災害支援団体の調整などを行うJVOADの明城さん、TBWA\HAKUHODOのアートディレクターやコピーライターや、気象の専門家などの有志です。

今回から、災害担当記者の藤島新也さんにも入っていただき、さらに、わかりやすくなるように試みました。

Twitter社さんからは広報の西村さん、石井さん、公共政策の服部さんが参加してくれました。


「#Twitter防災」は以下の4つに分けて画像をつくりました。

1.事前にできるTwitterの備え
2.災害発生時のTwitterの使い方
3.Twitter以外の情報収集の手段
4.スマホの停電対策


1.事前にできるTwitterの備え

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いざ災害が起きたら、いきなり情報収集をするのは大変です。そこで、事前にできることをまとめています。

まずはおすすめのアカウント。最新の情報を体系的に紹介するアカウントや、さらに詳しい情報を教えてくれるもの、そして、日頃からの備えをまとめてくれているものを紹介しています。

また、実はあまり使えていないかもしれない「リスト」機能も紹介しています。複数のアカウントをまとめて管理するものですが、災害時に見たいアカウントだけをまとめてリストにしておくと、災害時、無駄なく情報収集ができます。災害時にいきなりまとめるのは大変なので、事前に必要そうなアカウントをまとめておきましょう。

さらに、災害時には「モーメント」機能も活用できます。トピックに合わせて色々なツイートをまとめたもので、災害時には災害に関するニュースや行政の情報、その他有益な情報がまとまっており、簡単に情報がわかるようになっています。


2.災害発生時のTwitterの使い方

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次に災害発生時の使い方です。実は意外に知られていないのは「最新のツイート」設定。通常はアルゴリズムで、最新の情報から古い情報まで、自分にあった情報がタイムラインになっています。ただし、災害時は最新の情報を知りたいもの。そういうときは、「最新のツイート」に設定できます。簡単なのでこちらはぜひ覚えてください。

また、1P目にあったリストは固定すると、ホーム画面で簡単にみられますので、そちらも要チェック。

また、ページ右側に記載している「#救助」も大事です。災害に自分が巻き込まれた時はまずは119番ですが、電話が繋がらない場合もあります。そのような時で、Twitterが使える場合は「#救助」を使って救助要請をしましょう。どのようにツイートすれば良いかまとめております。


3.Twitter以外の情報収集の手段

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災害時に使えるのは、Twitterだけではありません。まずはアプリ。最新の情報を入手するものから、日頃の備えを学ぶものから色々あるのでチェックしてください。

また、災害時にはTwitterだけでなく、自治体HPも大事です。ご自身が住む自治体のHPをブックマークしておくと良いでしょう。


4.スマホの停電対策

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色々と災害時にも活用できるスマホですが、電池がなくなってしまう問題があります。そこで、なるべく電池を持たせる方法をまとめています。

まずはモバイルバッテリー。最近では色々なものがあります。通常のバッテリーはもちろん、ソーラーパネルがついてずっと使えるもの、乾電池がついて、電池を取り替えれば繰り返し使えるものなど。さらには、モバイルパソコンも充電できるので、持っておくと便利です。

さらに、充電できるものがなくても、なるべく電池を減らさない方法もあります。使わないアプリを消したり、「停電力モード」「バッテリーセーバー」にしたり、色々な方法があります。ぜひチェックを。

さらに、スマホの電池がなくなった時のこともまとめています。公衆電話は災害時には無料で使えることがあるのでぜひ覚えてください。また、公立の小中学校や公民館、さらにセブンイレブンなどのコンビニなどでは特設公衆電話を設けているところがあるので、そちらもチェックを。

その他、スマホ以外でも、携帯ラジオや防災行政無線、掲示板など色々なツールがあるので、そちらもぜひチェックしてみてください。


「#Twitter防災」は以上です。


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※こちらのデータは多くの方に利用していただきたいと思っていますが、情報の正確を期するため、出典を表記してください。

出典:#Twitter防災

※一部、行政機関、Twitter社のデータなどを転用しているため、画像の改変などはご遠慮ください。


FUKKO DESIGN 木村充慶

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