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FUKKO STUDY#1 レポート①

12/1に開催した「FUKKO STUDY #1」のレポートがまとまりました!
「話を聞きたい人にお声がけしたら、全員来てくれた!」という
超豪華なメンバーによるトークセッションを、
いくつかにわけてイベントレポートでお伝えします。

■開会のあいさつ
河瀬大作(FUKKO DESIGN代表理事)/木村充慶(FUKKO DESIGN理事)

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河瀬
こんにちは。一般社団法人FUKKO DESIGN代表理事、河瀬大作です。
僕はNHKに入社してからこれまで、災害が起きた時に、
仕事として「伝える」ことに終始してしまって、
もっとこういうことをしたいと思っていても、できないことが結構あって。

何かが起きた時に、僕みたいに仕事を持っているんだけれど
一緒に何かやりたい、いろんなスキルを持っている人たちが繋がっていけるような受け皿ができたらいいなという思いがあって。
そこで、博報堂の木村君に誘われた仕事がきっかけになって、
NHKエンタープライズ、ライゾマティクス、そして面白法人カヤックの香田君、こういう人たちが集まって、これまで有志団体として色々やってきたんですが、11月5日に一般社団法人になりました。


■誰もが何かをできる仕組みをデザインする

僕らが目指しているのは、
災害が起きた時に、誰もが何かできる仕組みづくりです。
やはり災害復興支援というのは、一段高いハードルがあるような気がして、例えば僕自身も仕事をしながら、
さあボランティアと言うと“よいしょっ”となる意識があるんですが、
例えばツイートすることが支援につながる、というような、
楽しみながらできるようなことができないかなと、活動してきました。

西日本豪雨「#雨あがれプロジェクト」や、
北海道胆振東部地震「FUKKOツイート旅」、
2019年夏の山形地震では、酒蔵支援「#もっけだの鶴岡」を行いました。
台風15号/19号の時には、SNSを使ってボランティアを募集しました。
「こんな手伝いをしてほしい」という人と「こんな手伝いならできる」という人をダイレクトにつなぐ仕組みです。

さらに、最近noteで始めたのは、「佐々木さんのぼうさいペディア」です。
佐々木さんは、元内閣府防災官房審議官、つまり災害・復興の、国のど真ん中にいらした方で、我々の活動に協力いただいています。
どういう思いで始められたか一言お願いします。

佐々木昌二(元内閣防災官房審議官)
佐々木と申します。私は、つい最近退官したんですけど、国家公務員で、
政府の内閣府の防災担当をしておりました。つねづね、わかりやすく防災の情報とかそういうものを伝えたいなぁと思っていました。
毎週、基礎知識とか自然災害の情報や支援制度なども連続して出していきたいと思っています。ぜひ見ていただければと思います。

河瀬
これは著作権フリーなので、どんどんシェアしていただいてこの知識を皆で使っていくっていう共有のアーカイブとしていけたらと思っています。


■被災地と関わる人口を一人でも多く増やしたい

僕らは被災地と関わっていく、関係する人口をなるべく増やしたい。
この活動に向けて、
糸井重里さんが応援メッセージを寄せてくださいました。

なにか困っていること、
なにか手伝いたいこと、
なにかできること。
このなにかを、混ぜること。

その何かを僕らがうまく調整、
デザインするということができたらすごくいいかなと思っていて。
今日は SNS をどう活かしていくのかっていうのを考えていこうと思っています。よろしくお願いします

文:Aiko TSUJI
編集協力:FASHION HEADLINE(https://www.fashion-headline.com/)

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今回もこちらのレポートを、
FASHION HEADLINEの編集部の皆さんと、
ボラ写さんにご協力いただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。

続いて次回は、
台風15号、19号で、FUKKO DESIGNが行ったSNSを使ったボランティア募集についての模様をお届けします。

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