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【台風19号】今からでも間に合う13の防災対策

台風19号が10月12日から13日にかけて、東海、関東、東北など東日本に接近する可能性が高くなっています。まだ準備ができていない人のために、もしもに備えて、今からでも間に合う防災対策の情報をまとめました。

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1.台風の最新情報をスマホでチェック

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サイトやTwitter、アプリをチェックしてお住まいの地域の情報をチェックしてください。

〜Webサイト〜
●気象庁
各種気象データが紹介されている。

●気象庁 危険度分布(土砂災害、浸水害、洪水、雨の様子)
最新の危険度がチェックできる。

ー洪水

ー土砂災害

●国土交通省 川の防災
川の水位やリアルタイムカメラなど河川に関わる様々な情報がまとまっている。

●NHK NEWS WEB 台風19号特設サイト
台風19号に関する最新のNHKニュースがまとめられている。

●各自治体(市区町村)サイト
各地域ごとの詳細な防災情報はサイトで紹介されている。とりわけ重要な3以上の警戒レベルは自治体の判断で出されるので、サイトをこまめにチェックする必要がある。
※お住まいの自治体の公式サイトをご覧ください。

●鉄道各社サイト
首都圏の鉄道各社は台風に備え、あらかじめ列車の運行を取りやめる「計画運休」を予定している。
※詳細は鉄道各社のサイトをご覧ください。

参考:NHKニュース


〜Twitter〜

●気象庁防災情報
最新の気象情報を発信している。気象庁の記者会見に合わせて状況をこまめに紹介されている。

●内閣府防災
政府や各省庁が発信している防災情報を網羅的に紹介している。

●各自治体(市区町村)アカウント
各地域ごとの防災情報を発信している。とりわけ重要な3以上の警戒レベルは自治体の判断で出されるが、最新情報はWebサイトだとチェックしづらいので、Twitterアカウントをこまめにチェックするのが良い。
※自治体によって防災情報を発信するアカウントは様々。公式アカウントまたは防災情報アカウントなど色々なアカウントで発信しているのでしっかり確認してフォローしてください。


●NHK生活防災
NHKで放送、公開されたニュースや防災情報をまとめている。

●Twitterライフライン
Twitter上の防災情報をまとめている。


〜アプリ〜
NHK ニュース・防災
NHKの最新の災害関連ニュースや防災情報がみられる。動画で気軽にニュースがみれたり、現在地に合わせた天気情報がすぐにわかる。

Yahoo!防災情報
現在地に合わせて、地区の警戒レベルなど最新の防災情報をプッシュ通知で知らせてくれる。


2.警戒レベルを知る

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最近よくニュースでも紹介される警戒レベル。
レベル4、5、とよくわからないという声が多いです。

警戒レベルは気象庁の情報をもとに各自治体が判断して出す情報です。

<レベル解説>
レベル5はすでに発災している状況
レベル4は全員避難
レベル3は高齢者等は避難
レベル2はすぐに避難できる状態に
レベル1災害への心構えを高める

というものです。

詳細を知りたい方はついては政府のサイトをご覧ください。

★複雑なので、レベル3が来たら速やかに避難するのが無難です。


3.ハザードマップと避難所を調べる

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お住まいの地区がどのような場所なのか事前にチェックするのが大事です。
※お住まいの市区町村のサイトをご覧ください。

★水害のハザードマップを見て、自宅のある地区が安全な場所か確認してください。
危険度が高い場合は早く避難するようにしてください。「(お住まいの自治体)+ ハザードマップ+ 水害」で検索してください。

★水害の避難所マップを見て、自宅に近い避難所をチェックしてください。
災害が起きると通れなくなる道路もあります。
どのように行くか道順も考えておいてください。
「(お住まいの自治体)+ 避難所 + 水害」で検索してください。


4.家族と避難方法を話す

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ご家族に連絡が通じなくなった場合のために、
全員があつまる避難場所を確認し合いましょう。
また、繋がらなくなった場合の連絡方法などもしっかり話し合ってください。特に携帯電話を持っていない高齢者などにはしっかりお伝えください。


5.飲料水、食料などを買う

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飲料水や、食料、お菓子などを買っておきましょう。3日分くらいを目安にすると良いです。食料やお菓子はくさりづらい日持ちするものにしましょう。


6.電化製品を充電

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PC、携帯、その他バッテリー類は台風が来るまでに充電しておきましょう。災害後、連絡をとったり、情報収集をすると、あっという間に電池がなくなります。


7.ガソリンを満タンに

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普段使っていなくても車の燃料はすべて満タンにしましょう。何かあった時、車に一時的に避難したり、携帯電話などの充電をしたり、何かと利用する可能性があります。


8.風呂をいっぱいに満たす

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断水に備えて風呂は水いっぱいに入れて起きましょう。手や体を洗ったり、トイレに使ったり、何かと水は必要です。


9.家の外に置いてあるものは固定するか、中にしまう

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物干し竿、植木などは風で飛ぶおそれがあります。外に置いているものを家の中にしまいましょう。


10.雨戸、網戸をテープで固定

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雨戸、網戸などが風で動かないように養生テープなどで固定しましょう。


11.窓ガラスをテープで補強

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風で瓦礫などが飛んでくることに備えて窓ガラスを補強しましょう。
保護フィルムなどが良いですが、ない場合は、養生テープなどを窓ガラスにバツマークのように貼るだけでも意味があります。


12.外出をひかえる

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交通機関などが乱れる恐れがあります。不要普及の予定であれば外出を控えましょう。


13.電車、バスに乗る際は余裕をもった行動を

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電車、バスの運行開始のタイミングは人が殺到して滞留する可能性もあります。運行が開始しても暫くは本数がかなり少ないので、時間がずらせる人はずらしましょう。


もし避難所に行くことになったら

避難所に行く際は以下のものをお持ちください。
今から買えるものは買っておいてください。

〜かならず持っていきたいもの〜
・リュック
・飲料水(3日分くらいが目安)
・食事(3日分くらいが目安)
・ラジオ(充電式か手回式がベター)
・ライト(懐中電灯やヘッドライト、ルームライトなど)
・ブランケット
・タオル・手ぬぐい(複数枚)
・ヘルメット
・応急セット(絆創膏や消毒液、ガーゼなど)
・薬(風邪薬、持病の薬等)
・簡易トイレ
・ティッシュ(たくさん使うので可能なら箱ティッシュ)
・ウエットティッシュ
・使い捨てカイロ
・ポリ袋
・洋服・下着
・レインコート
・軍手・手袋
・現金(停電すると電子マネーやクレジットカードなどは使えなくなる)

〜あれば持っていきたいもの〜
・寝袋
・エアーマット
・ウォーターバック
・歯磨きシート(水がないこともあるので歯ブラシよりシートがおすすめ)
・水なしシャンプー、水なしボディーソープ
・ホイッスル
・マスク
・アイマスク、耳栓
・トイレットペーパー

※持ち物については東京防災のリストを参考にしてください。

★こちらはあくまで最低限のものです。自身の状況に合わせて必要なものをご準備ください。


避難所での心構え

防災には正解はありません。その時その時によって対策方法は異なります。最後は状況を踏まえ、自分で考えて行動しましょう。


以上になります。

ちなみに、今回の台風19号を前回の台風15号と同じように考えているかと思います。台風15号は暴風の影響が強く、今回も暴風だけに備える必要があると思っているかもしれませんが、今回はそれだけではありません。気象庁が狩野川台風を例に挙げた理由は、雨にも警戒してほしいということが背景にあったようです。なので、暴風だけでなく、大雨についてもしっかり注意して上記の防災対策を取るようにしてください。

大きな災害にならないことを祈ります。


木村充慶(TBWA HAKUHODO)

佐々木晶二(元内閣府防災担当官房審議官)


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