9月刊行決定!手塚治虫 著/手塚プロダクション 協力『火の鳥 鳳凰編 <漫画原稿再生叢書>』

<漫画原稿再生叢書>第6弾!
漫画の神様・手塚治虫のライフワークにして日本漫画史上にそびえる哲学的エンタテインメント『火の鳥』から、傑作「鳳凰編」が「読む複製原画」として9月刊行決定です!

■読む複製原画=<漫画原稿再生叢書>とは?

現存する名作漫画の原稿を原寸で印刷・製本した特装本のシリーズです。実際の原稿に近い用紙に原稿の風合を再生すべく全ページをカラーで印刷。紙が曲がらないように、ノド側を180度開けるコデックス装で製本しました。復刊ドットコムが誇る<漫画原稿再生叢書>は、日本漫画史の重要な資料ともいえるスペシャル・レーベルです。

■<漫画原稿再生叢書>のあゆみ

これまでに日本を代表する漫画家たちの作品を刊行してきました。

【第1弾】石ノ森章太郎『仮面ライダー』:連載第1回
【第2弾】水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎』:3エピソード
【第3弾】手塚治虫『どろろ』:第1&2話
【第4弾】鶴田謙二『チャイナさんの憂鬱』
【第5弾】高森朝雄 原作 / ちばてつや 漫画『あしたのジョー』:力石徹の死をめぐるエピソード

■そして第6弾が......

手塚治虫による比類なき思弁的大河エンタテインメントである『火の鳥』です。

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さまざまな名作漫画、幅広いキャラクターを生み出した、漫画の神様=手塚治虫。
そのなかでも『火の鳥』は1954年の「漫画少年」での連載からはじまり、1988年までの「野性時代」での連載と、30年以上にわたり複数の雑誌で「○○編」という異なった副題とともに連載を重ねてきた壮大な連作集であり、作者自らが「ライフワーク」と明言した最重要作品です。
そして今回、<漫画原稿再生叢書>第6弾として刊行されるのは、『火の鳥』全エピソードのなかでも特に根強いファンを持ち、高い評価を得ている「鳳凰編」です。


『火の鳥 鳳凰編』は、かつて虫プロ商事から刊行されていた、いまはなき漫画誌「COM」誌上で、1969年から1970年にかけて連載されました。
同誌は『火の鳥』を中心に、新しいタイプの漫画作品、新しい描き手たちの発表の場として漫画の表現を進化させる貴重な雑誌でした。
この鳳凰編の舞台は、中国から伝来した仏教を巡っての権力闘争が巻き起こっている奈良時代の日本。
盗賊の我王と仏師の茜丸という真逆な境遇にあったふたりの人生が、火の鳥という永遠の存在に翻弄されて、交錯していきます。

<漫画原稿再生叢書>は、その特殊仕様のために印刷・製本できるページ数にも限度があり、長編作品全体を収録するわけにはいきません。
そこで今回は、東大寺の鬼瓦制作で競わざるを得なくなった我王と茜丸、ふたりの運命の終焉を描いたパートにカラーイラストを加えた、全72ページ分を収録します。

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