見出し画像

【今週のPICK UPタイトル】『チャイナさんの憂鬱 <漫画原稿再生叢書>』

こんにちは! 復刊ドットコムです。
今日は間もなく発売される、こちらの書籍をご紹介します!

『チャイナさんの憂鬱 <漫画原稿再生叢書>』

画像1

1961年生まれの鶴田謙二氏は、1986年「週刊コミックモーニング」に掲載された『広くてすてきな宇宙じゃないか』で商業誌デビュー。同作も収録された短編集『Spirit of Wonder』(1997年 講談社刊)の中でも、「チャイナさん」はアニメやフィギュアへと発展した人気キャラクターです。
表題作でもある『チャイナさんの憂鬱』は、細微な描写と美麗でキュートなキャラクターと奇想とが組み合わさった、まさに鶴田作品の代表作とも呼べるものです。

■「漫画原稿再生叢書」とは?

初めての方のために、<漫画原稿再生叢書>について簡単にご説明いたします。
<漫画原稿再生叢書>は、日本のマンガ史を代表する名作マンガを、生原稿を原寸のまま、マンガ執筆でよく使用される紙に印刷、のど側が曲がることないようにコデックス装(特殊製本)で書籍化していこうとするシリーズです。
マンガ原稿が1ページ1点として複製原画化されて、展示や販売されることがありますが、それは「読む」という行為ではありません。
本シリーズは、普段は作者か担当編集者くらいしか体験できない、生原稿を読むという体験ができる、いわば「読む複製原画」なのです。
近年はマンガもデジタルで描かれデータ入稿されるケースが多いのですが、紙に黒インクや墨汁、カブラペンやGペンで、その作者特有の筆致が刻まれた原稿は、まさに「生」のものであり、それ自体が特別な工芸品でもあります。

当シリーズでは、これまでに、石ノ森章太郎による『仮面ライダー』連載第1回を全収録した第1弾、水木しげるの永遠の名作『ゲゲゲの鬼太郎』より「猫仙人(前・後編)」「ゆうれい電車」「コマ妖怪」を収録した第2弾、手塚治虫による『どろろ』から「発端の巻」「百鬼丸の巻」を収録した第3弾を刊行してきました。
限定数での発売にもかかわらず、いずれも好評を博した当シリーズ。これまでに刊行した3点はいずれも1960~70年代の作品でしたが、第4段はこの時代の変化の中での漫画表現の進化を提示すべく、1990年代初頭に発表された鶴田謙二氏の連作短編「チャイナさん・シリーズ」の中から、第1作目『チャイナさんの憂鬱』をセレクトしました。

■本作のポイント!

この、鶴田作品の代表作ともいうべき『チャイナさんの憂鬱』の漫画原稿再生叢書。カラー&モノクロで計54ページとなる同作全ページに、著者セレクトの「チャイナさん」のカラーイラストを加え、原稿サイズのママに印刷・製本した逸品
です。
寡作でも知られる鶴田謙二氏の希少な原稿の風合いや質感を、ぜひ実際にお手にとって直接お確かめいただければ幸いです。
限定生産で再販はできないため、この大変貴重な機会をどうぞお見逃しなきようご注意ください!

■書籍情報

■『チャイナさんの憂鬱 <漫画原稿再生叢書>』
◆◇◆復刊ドットコム 予約特典◆◇◆
※締切:2020年3月16日(月)10:00am までのご予約分が対象です。

復刊ドットコムで『チャイナさんの憂鬱 <漫画原稿再生叢書>』を締切日時までにご予約された方全員に、著者直筆サイン入りにて本書をお届けします!
※サインは、署名のみ(イラストなし)です。
※サイトに記載の≪特典に関するご注意≫も併せてご確認ください。

【著者】鶴田謙二
【発行】復刊ドットコム
【予価】27,500円(税込み)※予価の為、価格が変更する場合がございます。
【発送時期】2020/04/下旬

予約・購入はこちらから↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?