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絵本「ぼくの わたしの こんちゅうえん」の紹介と評価

評価

娘:☆☆☆
ママ:☆☆☆

読んだ目的/きっかけ

本絵本は、娘が図書館で「読みたい絵本」として自分で選んで借りてきた絵本です。娘は虫に触ることがほとんどできず、どちらかというと虫を恐がっているように見えていたため、娘が、自分から積極的に虫の絵本を選んできたことに、私は驚いてしまいました。けれども、娘が理科的な内容の絵本に興味を持ち、積極的に「読みたい」と思ってくれることは、私にとってはとてもうれしいことです。なお、あとで確認をしたところ、本絵本は福音館書店「かがくのとも絵本」シリーズの絵本でした。

ママの感想

本絵本には、アリやダンゴムシ、カタツムリ、カブトムシやクワガタムシなどメジャーな(?)12種類の昆虫の飼い方とその特徴や雑学的な内容が書かれていました。また、最後には、「虫の飼い方のまとめ」的な内容も書かれていました。私自身が子どもだったころには、セミやてんとう虫、ちょうちょやコオロギ、スズムシなど、いろいろな虫を飼ったことがあります。しかしながら、大人になった私は虫が苦手になってしまったため、娘には「虫を飼う」経験をさせてあげられていません。本絵本を読んでも、「さあ、実際に虫を飼ってみよう!」という気持ちに私はれなかったため、娘には申し訳ないと思いますが、本絵本を読むことで、虫を飼った気分を味わってもらいたいと思っています。

娘自身、虫に触ることはほとんどないため、「虫をすごく飼ってみたい!」と思っていることはなさそうです。しかし、私が虫が苦手なことが原因で虫を飼わせてあげられないことは、私の都合で娘の経験の幅を狭めてしまっているため、申し訳ないと思っています… 本絵本に書かれた内容で、私が驚いたことやはじめて知ったことなどを、以下、簡単にご紹介をさせていただきます。

カタツムリ

カタツムリは、コンクリートをなめるそうです。なぜなら、コンクリートにはカタツムリの「殻を丈夫にするものが含まれている」からだそうです。そのため、カタツムリを飼う際にコンクリートの欠片やたまごの殻を入れないと、「お互いに相手の殻をなめて削ってしまう」そうです。以前、『ぼく、だんごむし』でコンクリートや石にダンゴムシの身体を強くする成分が含まれているという趣旨の内容が書かれていましたが、同じことでしょうか。上記内容を読んで、「カタツムリに興味が湧いた」というよりは、コンクリートに興味が湧いてきました。

カマキリ

カマキリは「恐い」という印象が強いため、これまで私自身、知ることもかかわることも避けてきた側面があります。そのため、恥ずかしながら、カマキリが「生きたエサしか食べない」ことは、本絵本を読んではじめて知りました。本絵本では、プラスチック容器に腐った食べ物を入れ、ハエを集めたものと、底に小さな丸い穴をいくつかあけたペットボトルを組み合わせるというカマキリの飼い方が紹介されていましたが、私は素直にゾッとしてしまいました… カマキリは絶対に飼えないと強く強く思いました。。

てんとう虫

てんとう虫は、私にとってはとても身近な虫です。私自身が子どものだったころ、てんとう虫のさなぎを捕まえてきて、脱皮の様子を観察したこともありました。しかしながら、本絵本に書かれていたてんとう虫の下記2つの特徴はこれまで知らず、とても驚きました。
 ・てんとう虫は、棒につかまらせると上へのぼり、てっぺんから飛び立つ
 ・てんとう虫は、線に沿って歩く性質があるため、紙に線を引いて立てると、線に沿って上にのぼっていく

土のなかにたまごを産む虫の飼い方

土のなかにたまごを産む虫を飼うためには、予め、土を焼いて消毒をする必要があるそうです。理由は、「たまごを食べる小さな虫や、カビのもとがいるから」だそうです。今まであまり考えたことはありませんでしたが、「なるほど!」と思ってしまいました。「なるほど!」と思いましたが、実践をする日は来ない予定です… 上記内容以外にも、本絵本には興味深い虫の説明がたくさん書かれていました。

娘は最近、セミとりをしていることもあり、「虫ブーム」が来ているようです。随時、「ママ、これ何?」、「どうして?」など疑問を口にしてくれたりと、とても興味を持って本絵本を読んでいました。そんな娘には、「飼ってみたい虫の発表」をしてもらおうかとも思いましたが、私が「絶対に虫は飼わない!」と心に決めているため、やめることにしました… いつか、また私が虫を受け入れられる日はくるのでしょうか… 本当に子どもたちに対しては、申し訳なく思っています… 本絵本は、虫の飼い方や特徴、雑学的な内容について教えてくれる、とても興味深くおもしろい絵本でした。


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