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絵本「しろくまのパンツ」の紹介と評価

評価

娘:☆☆
ママ:☆☆


読んだ目的/きっかけ

以前読んだ「パンダ銭湯」がとてもおもしろかったため、同じ作者の絵本を読みたいと思いました。絵本ナビでtupera tuperaさんを検索してみたところ、メンバー評価の高い本絵本に目がとまり、読んでみることにしました。なお、本絵本はなかなかに人気の絵本で、図書館でお借りするのに時間がかかりました。


ママの感想

本絵本は、しろくまさんが無くしたパンツをねずみさんと一緒に探すという仕掛け絵本でした。最後は予想外の結末で… 「してやられた!」と心のなかで叫びつつも、娘と大笑いしてしまいました。本当に、すっかり騙されてしまいました。

パンツを無くしたと言うしろくまさん。ねずみさんに「どんなパンツ?」と聞かれると「忘れちゃった」そうです。二人でいろいろなパンツを見ながら、しろくまさんのパンツを探します。絵本のなかには、カラフルでかわいいパンツがたくさん出てきて、娘と「これは誰のかな?」と予想しながら楽しく読ませていただきました。

「パンダ銭湯」に引続き、ユーモアに富んだおもしろい絵本でした。tupera tuperaさんの他の作品も読んでみたいと思います。

子どもとはなす:I Love ねずみ?

ネタバレになってしまい恐縮ですが、ねこが「I Love ねずみ」と書かれたパンツをはいていました。当該場面で娘に、「何でねこさんが、『ねずみさん大好き!』って書いてあるパンツをはいているのかね?」と聞いてみました。

すると娘は、何度か「わかんない」を繰り返した後に、「意地悪するのが好きなんじゃないの?」と答えてくれました。

そういう答え! 娘の答えに私はすっかり驚いてしまいました。

あとで、夫と二人のときにこの話をしたところ、夫が、「娘ちゃん、幼稚園でいつも誰かに追いかけられてるんじゃないの?」と笑っていました。確かに、娘の話では、娘も本気で嫌がっているわけではなく、いわゆる「いたずらっ子」の男の子に砂をかけられたりなどなど、「意地悪」をされた話を聞きます。「ねことねずみは仲が悪い」ことに、娘は自分の実生活での出来事を重ねたのでしょうか。。

そう思うと、娘から飛び出した意外な答えに、ママは心のなかでほっこり笑ってしまいました。男の子とこんな風に「遊べる」のも子どものうちだけです。娘の答えは後々になって「なるほどね!」と思わされるものでしたが、最初に聞いたときはギョッとしてしまいました。正直、どう扱ってよいかわからず、とりあえず、「そうだね」と言いつつ、私が考えていた答えを伝えることにしました。

私が考えた答えを伝えることは、「いろいろな可能性があることを知る」という点から意味のあることだと最近は考えているため、積極的に伝えていくという方針を(これも最近)とることにしています。

上記方針に従い、下記の話を娘にしました。「そうだね。ねこさんとねずみさん、仲は悪いけど、ねこさん、ねずみさんに意地悪することを楽しんでいるのかもしれないね。確かにありそうだね。ママはね、違うことを考えていてね、ねこさんはねずみさんを食べるという噂があるんだよ。だから『大好物!』って意味かなって思ったんだ。」

私の考えを聞いた娘は「ふーん」という顔をしていましたが、それで良いと思っています。「いろいろなことが考えられる」ことは伝わったと…いつもどおり期待しています。


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