見出し画像

絵本「もぐらバス」の紹介と評価

評価

娘:☆
ママ:☆☆


読んだ目的/きっかけ

「ぼくのおふろ」を見つけた絵本ナビの「第4回 子ども絵本大賞 in 九州」のページで本絵本を見つけました。本絵本を絵本ナビで検索をしてみると70人ほどの人が読んでいました。評価はそこまで高くはありませんでしたが、「出版社からの内容紹介」に本絵本の作者が「ピタゴラスイッチ」の制作者であると書かれていたため、読んでみることにしました。「ピタゴラスイッチ」は家族みんなが大好きな番組です。その制作者が描く絵本にはとても興味がありました。

ママの感想

私はとても楽しく読ませていただきました。地下に迷路のようなバスの通り道が走っているという設定に、物語がはじまって早々に心をつかまれました。とてもおもしろい設定で、それだけで心が躍りました。また、地下を走る「もぐらバス」のバス停の名前が一癖あってとてもおもしろかったです。
「ものおきのした一丁目」、「だれかんちのにわ三丁目」などなど。上から目線で恐縮ですが、「センスの良さ」を感じました。

上述のとおり、地下を走る「もぐらバス」。いつもどおり運行していると、急ブレーキがかかります。何かと思えば、たけのこが芽を出したため通れなくなってしまっていました。そのような状況にも、のんびりとした乗客たち。「たけのこなら仕方がない」と誰も怒ったりしません。もぐら建設会社が呼ばれ、たけのこは掘り起こされて近くのマーケットで無料でみんなに分けられました。

ストーリーとしては、それほど深い内容もなく、娘と話すべき点も特段見つけられず「うーん…」と思う部分もありましたが… でも、何と言われても私は楽しかったです。一方の娘は、「たけのこのところがおもしろい」とは言っていましたが、それほどはまってはいない様子でした。

今の娘の年齢では問題ないのだとは思いますが、娘に絵本の感想を聞くと、基本的には「XXのところがおもしろかった」と答えてくれます。娘の答えた内容については、それだけではよくわからないことが多いので、もう少し説明をしてもらいたいと思うことがそれなりにあります。「XXのところが、どうして、どうおもしろかった」と答えられるようになるのは何歳くらいからなのでしょうか? もう少し、肉付けされた感想が答えられるように少しずつ、練習を促していきたいと思います。

ことば:無料

絵本の表紙を開いたところに、「もぐらバス」の利用案内が書かれていました。もぐらバスは「1回1円」だそうです。安い! さらに、「子どもと老人は無料」だそうです。一体「もぐらバス」はどうやって収益を上げているのでしょうか? 絵本の話なので、そのようなことを考える必要はないことはわかっていますが、つい、考えてしまいました…

「もぐらバス」の利用案内を読んだ後に、娘に「娘ちゃんは、いくらで『もぐらバス』に乗れるの?」と聞いてみました。すると…「2円?」という頓珍漢な答えが返ってきました…

「ママの話、聞いてた?」と聞くと、聞いていなかったそうです。素直に「もう一回お願い」と言ってもらいたいと思うママでした。再度「もぐらバス」の利用案内を読んだところ、娘から「無料って何?」という質問がありました。「無料=タダ」であることを説明しました。

「無料」という言葉は娘に使えるようになってもらいたいと思ったため、その後、「無料」という言葉を使って遊んでみることにしました。(「ちゃんとお返事できた子は無料です。お返事ができなかった子は、ママのお手伝いをしてもらいます。」といった具合です)

ことば:乗客

絵本のなかに「乗客」という言葉が出てきました。娘に「『乗客』って知ってる?」と確認をしてみたところ、「知らない」という答えが返ってきました。そのため、「乗り物に乗っているお客さんだよ」と説明をしました。今度、娘と一緒に乗り物に乗った際には、「私たち、今、『乗客』だね」と話してみたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?