絵本「ふゆってどんなところなの？」の評価

評価

娘：☆☆☆
ママ：☆

読んだ目的/きっかけ

季節ものの絵本に私が飽きている今日この頃ですが、だんだん、「飽き」も落ち着いてきました。せっかくの冬の季節、冬らしい絵本も読んでおきたいと思いました。絵本ナビのテーマで「雪の本」というものを見つけたので、当該テーマの中で読みたい絵本を探しました。「ノラネコぐんだん」シリーズの工藤さんの絵本があったため、読んでみることにしました。

ママの感想

たくさんのお菓子が出てきたので、娘は結構気に入っていました。1回目に本絵本を読み終わった後、「パパ、ココアの温泉が出てきたよ」と絵本に描かれていたお菓子の話を娘が自主的に夫にしていました。

冬がやってきて冬眠に入ることになったクマの三姉弟。「ふゆってどんなところなの？」そんな疑問をお父さんにぶつけつつ眠りにつきますが…　弟たちが目を覚ましてしまいます。弟たちはお姉ちゃんを起こし、三人で外に出てみると、外は雪の世界。そして、そこにはアイスクリームやココアの温泉、ケーキなどたくさんのお菓子がありました。

上記内容については、私は、夢だと思っています。もちろん、娘には言っていません。

「冬ってどんなところなの？」に対する答えとしては不十分だとは思いましたが、読んでいて冬が楽しく、そして好きになるお話でした。ただ、ストーリーの観点からは、私としては満足のいく内容ではありませんでした。もう少し「ストーリー」がほしかったです。しかし、お菓子につられた娘が気に入っていたので、結論としては、良い絵本なのだと思います。

子どもとはなす：ふゆってどんなところ？

クマの姉弟たちが眠りにつく前、お父さんに「冬ってどんなところなの？」と聞きます。この一文に対し、娘が答えてくれました。
「冬は寒くて、凍っちゃうところ！」
「他には何かある？」
「うーん…雪が降る！」
「そうだね。冬ってそんな感じかな？」

私自身が子どものころは霜柱や凍った水たまりなどを見かけましたが、大人になってからは見ていない気がしています。娘は「冬」について、「凍ってしまう」ことを挙げていましたが、どこで何を見たのでしょう…　今度聞いてみたいと思います。

子どもとはなす：クマさんたちは寒くない？

冬眠の途中で目が覚めてしまったクマの三姉弟は、パジャマのまま外に出てお菓子を食べます。当該部分は「夢」だと思っている私としては、「そろそろ娘にも夢オチを知ってもらいたい」と思い、「クマちゃんたち、パジャマで雪の積もったお外に出てるけど寒くないのかな？」と聞いてみました。

すると娘は、「寒いけど、食べたいんじゃない？」と答えてくれました。「それって、寒いと思うけど食べたい気持ちが強いから、寒さが気にならないってこと？」と確認をしてみると「そう」と娘。食べることが大好きで食欲旺盛な娘らしい答えでした。「夢オチ」を知ることは急ぐ話ではないため、「そうだね、寒いなんて言ってられないよね」と娘の話に合わせておきました。

ことば：冬眠

本絵本はクマたちの冬眠のお話です。「冬眠」がでてくる絵本は何冊か読んでいたため、少しの期待を込めて、「クマさんたち、春まで眠るって言ってるけど、これ、何て言うか覚えてる？」と聞いてみました。

予想通りと言えば予想通りではありますが…　娘からは「わかんない」という言葉が返ってきてしまいました。想定の範囲内の答えではありますが、それでも少し「がっかり」してしまうママでした…

娘に「冬眠だよ」と伝え、「『おまえもともだち』でヘビさん、冬眠してたよね？」と言ったところ、「そうだった！」と娘も思い出すことができていました。やはり、繰り返しが大事です！

ふゆってどんなところなの?