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「好きなようにしてください」経営学者がぶった切る、仕事の原則

こんばんわ!熱血セールスマン・タツです!いや~アツい日々が続いておりますが、体調は大丈夫ですか?僕は熱血なので(?)、非常に基礎代謝が高く(平熱36.8)、超絶汗っかきです。オイニー(匂い)も気になる年頃なので、東京の新名所(?)のUNIQLO TOKYOで先日エアリズムを買いました。

そして、驚愕しました。

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エアリズム、マジでスゴイ。不快感ゼロ中のゼロ。永遠のゼロ。

この値段で、このクオリティ。しかもあれだけの利益率。ユニクロ恐るべし。柳井正凄まじい。仕事を通じて誰かに貢献する、商売の神髄が詰まっている素晴らしい商品だなと感じました・・・(遠い目)

と、言うことで(どういうこと?)、今日は仕事の大原則を教えてくれる一冊をフカドク!

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仕事の大原則は「好きなようにしてください」

著者は一橋大学大学院の楠木健教授。Newspicksで連載していた企画の書籍化です。大学生から新入社員、管理職など幅広い年代・立場の読者から寄せられるキャリアの悩みに答えていきます。400ページ弱ですが、文章が軽快なため、スルスル読みるのが特徴。「仕事の大原則」を学べる上、純粋に読み物としても面白いのが本書の魅力です。

日本の経営学者。一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻(ICS)教授。専攻は競争戦略。1987年一橋大学商学部卒業。1989年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。一橋大学商学部専任講師、同助教授、一橋大学イノベーション研究センター助教授、ボッコーニ大学ビジネススクール(ミラノ)客員教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科准教授を経て、2010年より現職。

何よりのおススメポイントは楠木教授の切れ味抜群な名言たち。一部を紹介します。

①好きな方向を選ぶ

内定をもらっている大企業とアルバイトをしているスタートアップのどちらに就職しようか迷っている就活生の質問に対する回答です。

(相談文)二四歳の大学院生です。現在、大企業とスタートアップのどちらに就職すべきか悩んでいます。(中略)最初からスタートアップに入るのは、自分の可能性を狭めるのではないかという不安があります。いまの日本では、大企業からスタートアップに行くことはできても、その逆は難しいので、まずは大企業で修業するのもいいと思っています。私はどちらに就職するのがいいでしょうか?
(回答文)どうぞ好きなようにしてください。すなわち、(いまのところ)あなたが好きで気に入っている「伸び盛りのスタートアップ企業」で仕事をするべきです。

相談、5秒で終了。どんな悩みも「好きなようにしてください」で一刀両断。このキレッキレの回答がたまりません。もちろん、これだけで終わらないのが本書のイイところ。

「どんな仕事がしたいですか?」と聞かれて、学生が「マーケティングがやりたいです」と答えるのは、パスタ料理を一回も食べたことがない人が、「カルボナーラが好き」と言っているようなものです。(中略)だから、とりあえずは好きなようにするしかないのです。

あらゆる就活生の悩みを晴らす鮮やかな回答ですね。

②嫌いなことをしない

(相談文)四〇名規模の人材系ベンチャー企業勤務中の二八歳の女子です。インドに行ってプログラミングをゼロから学ぼうか、いまの仕事を続けようか悩んでいて、相談させていただきました。
(回答文)この不思議なご相談に対しては、好きなようにしてください、としか答えようがありません。情報が限られているので、この相談に答えるのはほとんどシャーロック・ホームズの推理のようになってしまうのですが、まずあなたに聞いてみたいのは、「インドに行ってプログラミング」という明確にして唐突な考えがどこから出てきたのか、ということです。

この相談者はお金や企業の知名度など具体的な条件でキャリアを考えている。楠木先生はそう指摘します。商社がいいのか?投資銀行がいいのか?年収は2,000万円がいいのか、1,500万円でもいいのか?etc・・

具体的な条件を比較しても答えは出ない。自分の「好き」という基準を持って判断するしかない。楠木先生はそのヒントを下記のように書いています。

この本では、繰り返し「好きなようにしてください」と言い続けていますが、それは「嫌いなことをしないでください」ということと同義です。

「好きなことをする」と考えるとハードル高く感じてしまいますが、「嫌いなことをしない」であれば、具体的なアクションに移しやすいですよね。

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③楠木流・仕事の一〇か条

悩み相談に対する回答ももちろんですが、心に残ったのは楠木先生が大事にしている仕事の一〇か条。

1.「仕事と趣味は違う」の原則 2.「自己評価はなしよ」の原則 3.「客を選ぶのはこっち」の原則 4.「誰も頼んでいないんだよ」の原則 5.「向き不向き」の原則 6.「次行ってみよう(ただし、近場で)」の原則 7.「自分に残るのは過程」の原則 8.「仕事の量と質」の原則 9.「誘因と動因の区別」の原則 

原則10は実際に確認してみてください。どれも本質をとらえた骨太な内容で、仕事の基本姿勢を教えてくれる考え方です。個人的に特に大事にしているのは原則1の「仕事と趣味は違う」。楠木先生は「仕事は誰かのためにするもの」であり、「趣味は自分の為だけにやるもの」と言います。毎日忙しく働いていると忘れがちですが、原理原則を大事に。日々意識し続けることが大事だと、改めて感じさせられます。

ありふれた自己啓発書に飽きてしまった方、ぜひご一読を。

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