見出し画像

「外資系コンサルのスライド作成術」伝達のスピードを最速にする、最強の資料作成術!

画像1

こんにちわ!熱血セールスマン・タツです。いよいよ8月も最終日。今年は海も、海の家も、海の家で飲むビールも、海でするBBQも(以下略)ありませんでしたが、まだまだ夏は終わらない!9月からも暑い日が続きそうです!さて、本日はいつも以上にビジネス向けな一冊を、フカドク!

異色コンサルタントが語る、スライドの作成の極意

資料作成のテキストとして非常に有名な本書。著者はコーン・フェリー・ヘイ・グループの山口周さん。慶應義塾大学院で哲学を学んだ後、電通に入社。その後、BCG、A.Tカーニーなどを経て人事コンサルタントとして活躍しています。近年は論客としても大きな注目を集めていて、「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」などのベストセラーでも知られています。

画像2

「アートと経営の関係性」を論じ一躍有名に、Newspicksなどのメディアでも頻繁に取り上げられているビジネス思想家です。ちなみに私は楠木先生との対談本である下記の本が好きです(どうでもいい)。

画像3

「外資系コンサルのスライド作成術」は「資料作成とプレゼンテーションのプロ」である経営コンサルタントとして長年活躍してきたノウハウを体系化しています。私も一年目の時めちゃくちゃ読み込んでいました(どうでもいい)。

実例を交えながら効果的なスライド作成のポイントを語っています。ただ読むだけでなく、実際に資料作成をする際のテキストとして参考にできるのが魅力です。ということで、いつも通り、印象的なポイントをピックアップ!

メッセージの三条件

なぜ資料を作るのか?「別にわざわざスライドなんか作らなくても、伝わればいいじゃん?」という意見もあると思います。実際、私も営業として働く中、必ずしも資料が必要ない場合もありました。そんな中、山口さんは下記のように語っています。

スライドの役割は「ビジネスにおけるコミュニケーションを効率化する」ことにあると考えています。もう少し正確に言えば、「ビジネスにおけるコミュニケーションを、より早く、より正確に、より少ない労力で成立させる」と定義できるでしょう。

ではなぜ経営コンサルタントはスライド作成が上手なのでしょうか?

コンサルティングという職業が、「高度に複雑な問題の解決」「とても忙しい人々」に提言し。その実行を支援する仕事だからです。

「伝えたいこと」を「より早くより正しく、かつ楽に」伝えるためのツール=スライド。逆に言えば「伝えたいメッセージがある」ことがスライドの絶対条件。どんなに体裁が綺麗でも、メッセージがない資料はその役割を果たさないことになります。それを鮮やかに表現しているのが下記の三条件。

①1スライド1メッセージとなっている②明快な主張がある(=ポジションを取っている)③短い(=ポイントが明確である)

言葉にすると簡単ですが、実際はどうでしょう?社文書や、決算資料等を見みるとこの条件を満たしていないケースがとても多いです。大原則から意識し、徹底することが重要ですね。

(このスライドとか情報量多すぎパターンの好例ですね・・)

画像4

出所の重要性

もう一つ印象的なエピソードを紹介します。資料作成の際に、様々なデータや調査を引用することが多いと思います。その出典の「信用性」を意識している人は少ないのではないでしょうか?本書内では出典についての海外との意識の差を紹介しています。

欧米人と会議をしていると、よく出所について聞かれることがあります。「出所にあるこの○○総研というのは、どういう会社か?」とか「ほかのソースのデータはこれと大きく異なっているのではないか?」といった質問なのですが、こういった質問が日本企業の顧客から出されることはまずありません。

本当に自分の意見を効果的に伝えようと思ったら、調査データの信ぴょう性は重要です。「出所なんて細かいこと言うなよ・・・」という声も聞こえてきそうだが、細部へのこだわりが大きな成果を生み出すのです。

特に海外とのコミュニケーションが必要な局面においては、出所は絶対に欠かせないと認識しておいてください。

よく「メディアリテラシー」という言葉を聞きます。権威あるメディアや調査機関が出しているデータだから鵜のみにするのではなく、「その出所って信用できるんだっけ?」と考えるスタンスを身に着けることがビジネスコミュニケーションにおいても重要であることが分かります。

ビジネスの現場で成果を出すために「コミュニケーション」は欠かせません。その「コミュニケーション」を効果的に行うためのツールの一つがスライド。そのスライド作成術を身に着けることで、国や文化を超えて高い成果を出すことが出来るかもしれません。気になる人はぜひ読んでみてください!

毎週水曜日20時〜、読んだ本をアウトプットし、みんなで語るオンドク!運営中!

フカドク!運営チームで毎週水曜日20時〜22時に読んできた本をオンラインで発表しあう場、オンドク!を運営しています!
ここで紹介できていない本を含めて実にさまざまな本が紹介され、ディスカッションされています。
自分もアウトプットしてみたいな、と思ったかたは是非一緒に参加して学びをより深いものにしましょう!(発表はちょっと、、という方は見学も可能です)
Facebookにてグループページがございますので気になった方はお気軽にご連絡ください!

また、本のサマリーだけではなく、日頃のニュースのコラムや日頃の気づきも含めて投稿しているinstagramアカウント、サマドク!は毎日更新しています!
こちらもお気軽にフォロー、いいね、コメントお待ちしております!
instagramアカウント@sama.dokuで検索!


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?