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なぜ、会社経営がうまく行かなくなるのか?資本主義社会のルールから考察。

そもそも僕たちは資本主義社会の中に生きている。
当然ながら資本主義のルールがある。
ルールには「ルールを作る人(資本家)」と「決められたルールで生きる人(労働者)」がいる。
資本主義社会における会社のルールの1つはお金を生み出すこと。
会社には「お金を生み出す装置」という役割が与えられている。

では「会社=お金を生み出す装置」と考えた時、
評価指標は利回り(ROE)となる。 
100万円投資して20万円の利益がでたら利回り20%。
利回り(ROE)の構造は=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100。
つまり現金をどれだけ増やせるのか?というゲームとも捉えられる。

そうすると、利回り(ROE)を増やすためには
「純利益を高める」方法と「自己資本を増やす」方法がある。
純利益とは、ほぼ営業粗利。これを高めていく。
営業粗利を測る指標は社員1人当たりの粗利益額。
高める基準は社員1人あたり年間2,000万、月間166万。
そもそも経営者は1人あたり月間166万以上の粗利を出すビジネスを構築する方法を考える必要がある。

次に自己資本を増やす方法。
一般的には銀行借入れで行う。
借入れするには銀行からの信用が必要。
銀行は決算書の純資産を見て、返済能力がある人に貸す。
それには「純資産額」と「借入と返済の実績」が必要。
純資産を増やすには法人税を最大限払う必要がある。
借入と返済の実績は
「身内知り合い→日本政策金融公庫→信用組合・信用金庫→地方銀行→都市銀行」
の順番で作っていく。
身内や知り合いから無金利で借りれないような人はビジネスをやるべきではない。副業や個人事業主でやるべき。
一般的な節税対策、無借金経営は純資産を増やすという資本主義のルールから逸脱している行為。
目先はPL経営、目指すはBS経営。
信用を生みお金に変える能力が必要。

そもそも借入れの目的はレバレッジ。運転資金ではない。
なので借入前にキャッシュを生む仕組みを構築しておく必要がある。
起業当初は粗利が高いキャッシュを生む仕組みを小さく作ることが最優先。それが出来たら、借入で資本を投入しレバレッジをかけて仕組みをスケールさせていく。

小さく作り大きく育てる。
原型と複製。
ビジネスとはシステム。

資本主義のルールに基づいた投資家の目線で自分のビジネスを眺めることを習慣化することが重要。そうしないとついつい労働者の目線でばかり見てしまう。労働者の目線は資本主義の本質から外れている。

キャッシュを増やすという会社の目的に沿って、
「純利益を高める」方法と「自己資本を増やす」方法を実施する。
ここから逸れると失敗する。

自己記憶のためのなぐり書きは以上。

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