富士通フロンティアーズ FUJITSU FRONTIERS

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富士通フロンティアーズ FUJITSU FRONTIERS

Xリーグに所属する富士通アメリカンフットボール部「FRONTIERS」の公式noteアカウントです。アメフトの魅力や選手が背負うドラマ、仕事に対する姿勢、支えてくれる人々の想いなどを発信していきます。

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今季は不完全燃焼!? DL#53髙橋孝綺

1月21日のドリームジャパンボウルは、フロンティアーズから全日本選抜チームに24名の選手が選出され、10−5で全日本選抜が勝利しました。試合は序盤に全日本選抜が先制し、その後はアイビーリーグ選抜の攻撃を抑えるディフェンシブな展開に。3Qには自陣1ヤードまで迫られますが、タッチダウンを許さず勝利につながりました。 そんな試合をDL#53髙橋はこう振り返ります。「試合を通してローテーションに入って出場しましたが、不完全燃焼でした。1対1で勝ちきれず、やられてしまった部分が多かっ

    • ランとわかっていてもプレーを出すのが僕らの役割 OL#74町野友哉

      1月21日のドリームジャパンボウルは、全日本選抜がIVYリーグ選抜を10−5で下し、昨年の屈辱を果たすとともに、日本が米国チームから記念すべき初勝利を飾った試合でした。なかでも注目されたのがライン対決。オフェンスラインのスターターだった町野に試合後に話を聞きました。 「学生とはいえサイズがあって気持ちも強く、タフな試合になりました。それでも、オフェンスラインとしてフィジカル負けせずフィニッシュできたのは、勝利に貢献できた部分だったと思います」 オープニングシリーズで先制を

      • チームを勝たせるのがQBの役割 QB#18高木翼

        3連覇を達成した第77回ライスボウル。一つひとつのプレーの積み重ねが勝利につながり、印象的なプレーもいくつも飛び出しました。そのひとつが、4Q残り5分11秒からのオフェンスシリーズでしょう。すでに6点をリードしていて、残り時間は5分。すぐにでも攻撃権を奪いたいインパルスに対し、時間をコントロールしながらボールを進めたいフロンティアーズは、連続でランプレーを試みますが、2プレーでゲインは1ヤード。サードダウンは9ヤードが残ります。 そのサードダウンでは、QB#18高木からWR

        • 勝負を決めたスペシャルプレー

          1月3日の第77回ライスボウルで3連覇を達成したフロンティアーズ。MVPには#4サマジー・グラントが選ばれました。この日は、ランで13ヤード、パスでは52ヤードを獲得。そして、4Qの決勝点となったタッチダウンでは、ボールをキャリーすると、エンドゾーン右奥へ走り込んだ#11木村へとタッチダウンパスを決める活躍を見せました。 このプレーは、セミファイナルが終了してからライスボウルに向けて準備してきましたが、練習では1度も成功しなかったそうです。それでも「チャンスが来たらコールし

        今季は不完全燃焼!? DL#53髙橋孝綺

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        • 選手コラム
          12本
        • 2022春季交流戦
          4本

        記事

          「絶対にランを出す(ゲインする)」と力を入れ直し OL#64大久保壮哉

           どちらが勝つか、最後まで分からなかった12月10日のセミファイナル。オービックシーガルズに先制を許したものの、1Qで同点に追いつき、そして逆転。後半に入ると、シーガルズに追いつかれたものの、タッチダウンで再びリードしますが、最終Qにタッチダウンを奪われて試合終盤に振り出しに戻ります。  そして決勝点となったのが、4Q残り6分39秒からのオフェンスシリーズでした。前半は抑えられていたランプレー中心に攻め込むと、タッチダウンとなったプレーもインサイドを突破してのランプレーでし

          「絶対にランを出す(ゲインする)」と力を入れ直し OL#64大久保壮哉

          1月3日も普段通り全力で楽しみたい DL#95宇田正男

          接戦だった12月10日のシーガルズとのセミファイナル。両チームの全力プレーは、とても見応えのあるものでした。なかでも前半にシーガルズがギャンブルに出たシーンは、多くの方が印象に残っているのではないでしょうか。 2Q、残り時間はまだ10分以上残っていました。シーガルズオフェンスはゴールまで9ヤード、ファーストダウン更新まで1ヤードのフォースダウンでした。シーガルズはサードダウン同様にQBがボールを保持して、ファーストダウンの更新を狙ってきます。ラインの押し合い、真っ向勝負の結

          1月3日も普段通り全力で楽しみたい DL#95宇田正男

          セミファイナルの目標はターンオーバー3つ! DB#29林奎佑

          11月19日の東京ガスクリエイターズ戦は、逆転した後もずっとワンポゼッション差で試合が進みました。ディフェンスにとって厳しいフィールドポジションも少なくなく、気の抜けない展開が続きました。そんな中、4Qでパスインターセプトを決めて、この試合のチームMVPに選ばれたのがDB#29林です。 「なかなか攻めきれずに厳しい展開が続いた試合。課題は出ましたが、フィールドポジションのわりには、ディフェンスが粘れたと思います。今季は、ここまで目立ったプレーができず悩んでいましたが、今日は

          セミファイナルの目標はターンオーバー3つ! DB#29林奎佑

          逆転のタッチダウンも課題は山積み RB#28香川将成

          11月19日の東京ガスクリエイターズ戦は、フィールドゴールで先制されたものの、2Qにタッチダウンを奪い逆転。その後、3Qにフィールドゴールを決め10-3で勝利しました。その逆転のタッチダウンを決めたのがRB#28香川です。「タッチダウンのプレーは、この試合に向けて準備してきたプレー。オフェンスラインを信じて、しっかりと道を開けてくれたのでエンドゾーンまで行くことができました。今日のゲームは急遽出場したのですが、準備をしていたので、そこに焦りはありませんでした。ただ、やってきた

          逆転のタッチダウンも課題は山積み RB#28香川将成

          まだまだ上昇中! DL#90藤谷雄飛

          11月5日のビッグブルー戦で印象に残ったプレーといえば、この試合のMVPを獲得したLB#50海﨑のファンブルリカバータッチダウンでしょう。ディフェンスライン陣がタックルしたところで、キャリアーからボールを奪って90yを走り抜きました。そのプレーでタックルにいっていたのが、DL#90藤谷です。「僕はセカンドタックルくらいかな。あれは海﨑の個人技。ただ、皆が自分のやるべきことをやった結果だと思っています」と、プレーを振り返ります。 今季は怪我をしないことを第一のテーマにしていま

          まだまだ上昇中! DL#90藤谷雄飛

          逃げずに真っ向勝負 OL#60山下公平

          11月5日のビッグブルーとのリーグ最終戦は、1Qからオフェンスが機能。ランでリズムをつかむと、1Q3つのタッチダウンはすべてパスで奪うなど、フロンティアーズらしい攻撃が見られました。試合後にオフェンスラインのセンター#60山下に話を聞きました。 「事前のスカウティングから、激しいディフェンスで、ブリッツも入ってくることがわかっていました。そこに真っ向から、逃げずにいこうと試合前から話していて、それができたのは良かったですね。ランプレーが出たのは、ランニングバックやレシーバー

          逃げずに真っ向勝負 OL#60山下公平

          世代を代表する選手に #61藤原 快

          シルバースター戦で、急遽フィールドに立った選手がいました。OLの新人#61藤原です。「これまでとは違って、山下さん(#60)の怪我で急遽入りました。オフェンスラインの先輩方に支えてもらいながら落ち着いてプレーすることができました。頭は冷静に、プレーはハードに。そして、新人らしく多少大雑把でもアグレッシブにいくことも意識していて、得点を重ねられて良かったです」と、いつも通りのプレーができたと話します。 大学時代は同じオフェンスラインでも、一番外側のタックルのポジションでした。

          世代を代表する選手に #61藤原 快

          真っ向勝負で勝ち切る #87福住高基

          10月22日のシルバースター戦で、リーグ戦4連勝を飾ったフロンティアーズ。前半は10-10の同点と苦しい時間帯もありましたが、後半は徐々に自分たちのリムズを取り戻し3タッチダウン。そのうち2つのタッチダウンは、ゴール前1ヤードからランプレーで押し込んだもの。フィールドには2人のタイトエンドが入るフォーメーションで、ディフェンスを圧倒しました。その一人、TE#87福住に試合後に話を聞きました。 「フロンティアーズの特徴的なプレーのひとつ。真っ向勝負のランプレーですが、その中で

          真っ向勝負で勝ち切る #87福住高基

          無心でボールを追うのみ LB#35竹内修平

          8日のotonari福岡SUNS戦で完封勝利を飾ったフロンティアーズ。最初から最後まで、集中力を切らさず、0点に抑えたのは「誰が出ても同じパフォーマンスをする」、チームが掲げる目標を体現する試合となりました。6つのインターセプトを奪っていますが、ライン戦でプレッシャーを掛け続けた一人、LB#35竹内に話を聞きました。「点差とか、時間とか、気にすることなく、自分が出た1プレーを全力でやりきる。今、練習してきたものをとにかく出し切る、それは出せたのかと思います。ただ、QBサックや

          無心でボールを追うのみ LB#35竹内修平

          2試合連続タッチダウン WR#81中村輝晃クラーク

          フロンティアーズが大差で勝利した8日のotonari福岡SUNSとの試合で、2試合連続となるタッチダウンを決めたWR#81中村。そのタッチダウンは、1QにDB#40アディヤミがインターセプトした直後のプレーで、40ヤードのロングパスをエンドゾーン内でキャッチしました。試合後に話を聞くと、「大きなミスがなくて良かったと、今は安心しています。タッチダウンは、完璧なボールだったので、ちょっとプレッシャーを感じましたが、キャッチできて良かったです。ロングパスでのタッチダウンは、目標に

          2試合連続タッチダウン WR#81中村輝晃クラーク

          しんどいことも楽しく DL#99髙橋伶太

          「試合前にキャプテンが話した『しっかり集中していこう』が体現できた試合。ディフェンスとしてはインターセプトから、ゴール前でファーストダウンを更新される厳しい場面もありましたが、ロスタックルをしてTDを防ぎ、FGに抑えられたのは良かったです」と、60−3で勝利した胎内ディアーズ戦を振り返るのは今季DLのポジションリーダーを務める#99髙橋伶太。「想定していた」というディアーズのスペシャルプレーにも、「冷静に対応できた」のは収穫だったと話します。 今季は節目となる10年目のシー

          しんどいことも楽しく DL#99髙橋伶太

          1プレー目から強く激しく OL#55安東純一

          胎内ディアーズ戦で、パスで6つのタッチダウンを奪うなど、合計60点を挙げ開幕2連勝を飾ったフロンティアーズ。試合後に、強力オフェンスを牽引するOLの#55安東に話を聞きました。「開幕戦では思うようにオフェンスが機能しない部分があったので、今日の試合でしっかりとスコアでき勝利できたのは良かったですね。個人的には、もっと最初から気持ちを高めてプレーしたいと思っています。僕は尻上がりに気持ちが上がっていくタイプですが、最初からピークに持っていって、それを持続させるのが理想。やっぱり

          1プレー目から強く激しく OL#55安東純一