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みんなでつくろう再エネの日!富士通の再生可能エネルギー利用に向けた取り組みをご紹介

こんにちは!広報note編集部です。
みなさん、9月24日は何の記念日か知っていますか?

気候変動についての報道をさまざまな形でサポートしている一般社団法人Media is Hopeが、2023年にこの日を「みんなでつくろう再エネの日」*に制定しました。
この記念日は、気候変動問題を解決するには再生可能エネルギー(以下、再エネ)による電力の自給が必要との思いから、石油や石炭などの化石エネルギーから太陽光、風力、水力、地熱などの自然界に存在し繰り返し利用できる再エネにシフトしていくことへの機運を高めることを目的につくられたものです。

今回は、この「みんなでつくろう再エネの日」に因んで、再エネ利用における国際動向から富士通の取り組みまで幅広くご紹介します!



はじめに:RE100により政策提言

みなさんはRE100という言葉をご存知でしょうか。これは「Renewable Energy 100%」の略で、事業活動で消費するエネルギーを100%再エネで賄うことを目指す国際的なイニシアティブであり、世界中から430社以上が参加しています。日本からも88社が名を連ねていて、参加社数でみると、アメリカの96社に次ぐ2位になります。
因みに富士通は、2018年に国内で初めてゴールドメンバーとして加盟しています!
 
これだけ見ると、日本における再エネへの取り組みは世界においても盛んに見えますが、日本のRE100に加盟する企業の再エネ調達比率(総エネルギーに対して再エネの割合)は、2023年25%と、G7の中では最下位で世界平均の50%にも遠く及ばない状況です。
 
そこでRE100は、日本政府が再エネにおいて国際的リーダーシップを示すため、2024年6月に日本政府に対して再エネの発電容量を2035年までに3倍に増やすという高い目標を設定するよう提言しました。また、その実現に向けた施策として、太陽光や洋上風力による発電の導入促進や、電力価格の透明化と公正化の推進なども提言しています。
これらの提言内容は、富士通を含むRE100に加盟する企業12社によるPolicy Working Groupを中心に議論されたのち、RE100 Advisory Committeeの承認を得て作成されました。
RE100から公開声明が発表された際には、加盟する国内61企業が賛同の意を表し、再エネ調達への強い意志を表明しました。

RE100 日本エネルギー政策に対する提言

RE100 公開声明
RE100 日本のエネルギー 政策に対する提言

富士通の再エネ利用に関する取り組み

次に富士通の再エネ利用に関する取り組みについてご紹介します。
富士通は2023年に改定したマテリアリティにおいて、必要不可欠な貢献分野の一つに「気候変動(カーボンニュートラル)」を掲げています。富士通自身が再エネの利用を拡大するとともに、最先端の技術を用いたソリューションなどを提供し、お客様が事業で利用するエネルギーの可視化などを通じてエネルギー利用の最適化を支援しています。
 
富士通自身の再エネ利用拡大に向けた強い意志を示すため、2020年にグローバルで統一の再エネ調達原則を日本の企業で初めて作成し、公開しました。その調達原則に沿って、RE100達成に向けた取り組みとして、2021年から川崎工場(現在のFujitsu Technology Park)における照明や空調設備などのエネルギー利用を再エネ100%とする運用に切り替えています。
 
事業活動の取り組みとしては、日本国内のデータセンターにおいて、お客様のご利用電力を再エネ100%で提供しており、さらに2022年には、データセンターから提供するクラウドサービスの運用の100%再エネ化をしました。また、富士通のAIを活用した空調設備の制御や外気冷却による冷房効率の最適化などにより、年間で15%から20%に及ぶ消費電力の削減にも取り組んでいます。
このように、事業における再エネ利用に積極的に取り組んできましたが、その動きをさらに加速させるため、2023年8月には、事業活動における使用電力を2050年度に100%再エネ運用とする目標を20年前倒し、2030年度に実現することを発表しました。

ネットゼロの実現に向けたロードマップ

富士通グループのバリューチェーン全体の温室効果ガス排出削減目標を、2040年度にネットゼロへ

また、企業のビジネス成長と社会課題の解決を目指す事業モデル「Fujitsu Uvance」のもと、お客様のエネルギー利用の最適化やエネルギーコスト削減によるESG経営の支援にも積極的に取り組んでおり、2024年4月には以下のプレスリリースを発表しています。
 
富士通とMETRON、エネルギーコスト削減と生産性向上の両立によりお客様のESG経営を支援するため戦略的提携
 
富士通は、社内における再エネ利用拡大の枠を超え、テクノロジーを通じてお客様や社会のエネルギー利用の最適化に向けて、これからも貢献していきます。

さいごに:富士通のデコ活宣言!

デコ活という言葉をご存知でしょうか?
デコ活とは、環境省が推進する脱炭素につながる新しい豊かな暮らしをつくる国民運動であり、「デ=脱炭素(Decarbonization)」、「コ=CO2」、「活=活動・生活」を組み合わせて名付けられました。
 
富士通は2024年8月に企業としてデコ活宣言をしました。この宣言の中で、ネットゼロ達成に向けた取り組みなどのビジネスを通じた環境課題への貢献だけではなく、社員一人ひとりが環境配慮型ライフスタイルへの行動変容に取り組むことを掲げています。
参考URL:https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/
 
今後、社員の環境意識向上に向けたワークショップの開催や環境アプリの社内実証などのエコアクションの実践を予定しています。
 
今回、富士通の社内の再エネ拡大に向けた取り組みや、技術、ソリューションの紹介だけではなく、RE100やデコ活など、国や他の団体と協働した取り組みについてもご紹介しました。今後もこれらの取り組みをさらに拡大して、持続可能な社会の実現に向けて歩んでいきたいと思います。
 
「みんなでつくろう再エネの日」を記念して、2024/9/22(日)に渋谷サクラステージにてMedia is Hope主催のイベント(後援:環境省/渋谷区)が行われました。

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