
【Fujitsu総選挙で生まれました③「Uvance」】
ビジュアルの変更→事業ブランドの展開→オファリングソリューションの拡充とデリバリー強化(いまここ)→ビジネスモデル変革の達成へ。その軌跡は、2021年上半期、新事業ブランドとして、社内SNSを通じてグローバルで行われた社員投票で提示された4つの候補のなかから、“あらゆる(Universal)ものをサステナブルな方向に前進(Advance)させる”という2つの言葉を重ね合わせた「Uvance」決定からスタートしました。
全社DXプロジェクト(FUJITRA)のメンバーも、社内のラジオ・イベントやSNSを通じて全力で盛り上げつつ、当初は、2010年以来のブランドプロミス「shaping tomorrow with you」を「Uvance」に変えるんですね、といった認識の社員が多かったかも知れません。
2021年10月に始動した「Fujitsu Uvance」は、マーケティング部門とデザイン部門が強力に連携し、これまでにない美しくわかりやすいビジュアルアイデンティティへと、富士通におけるあらゆるメディアのビジュアルシーンを置き換えていきました。グローバル共通で全面的に、イベントやプロモーションのコンセプトが、Uvanceで統一されました。2021年7月にJR川崎タワー内にオープンした新事業所名が「Fujitsu Uvance Kawasaki Tower」となりました。Z世代の感性と行動力が、富士通の変革を体感的に発信する場、Fujitsu Uvance Rooftop (Executive Briefing Center)を生みました。2023年1月に世界経済フォーラム年次総会開催のダボスに「Fujitsu Uvance House」を設置、2024年1月には、等々力陸上競技場の愛称が「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」となり、子どもからお年寄りまで社会に親しまれるUvanceが、ますます広がっています。
クリティカルシンキングを重ねるUvanceのプロ達は、日々のコミュニケーションで磨き上げ、世界のあらゆるステークホルダーの期待に応える努力を続けています。
一方で長年、プロダクトアウトの製造業や、御用聞きシステム開発を生業としてきた富士通社員は、ブランドだけでなく、本業もUvanceに変える行動変容に迫られたことで、本格的に戸惑ったかもしれません。持続可能な世界に向けたサステナビリティ・トランスフォーメーションの実現に向けて、クロスインダストリーのソリューションをグローバル共通で展開し、オファリングビジネスを推進。5 Key Technologies(技術領域)と、7つのKey Focus Areas(重点注力分野)を定め、マテリアリティに総力を挙げて取り組み、2030年のネットポジティブ実現を目指す。社内でも「いまさら聞けないUvance」解説が登場し脚光を浴びました。
2024年7月、Uvanceの現在地を象徴しているのは、新たなコンサルティング事業ブランド「Uvance Wayfinders」です。ビジネスとテクノロジーという二軸でコンサルティングサービスを提供し、富士通にしかない価値提供を行います。人材戦略の中核でもあり、ビジネスプロデューサー、システムエンジニアのみならず、新進気鋭のマーケターといったコーポレート部門からもコンサルタント人材へと投入し、包括的な富士通の変革の最先端をけん引しています。
Fujitsu Uvance
1935年「富士通信機製造」という社名でスタートした富士通は、2024年に創業の地である川崎市中原区に本社機能を移転しました。幹部社員も、コーポレート部門も、富士通が社会や企業を支える重要な基盤を構築し続けて、長期で安定して稼働させる責務を担っている重要性がゆえに、ビジネス価値の最大化に向けて、変革を続けてまいります。
早わかり富士通の歴史(年表)