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車はいつ頃から空を飛ぶのかについての一考察

幼い頃によく観ていたSF映画、いつの間にか見なくなったドラえもん、ブラウン管の中の未来では ”車” はいつだって空を飛んでいた。
大人になればそれらを運転し、どこまでも行けると信じてやまなかった。

しかし、どうだろう。
今見る街の景色は30年前とさほど変わらない。

平成を駆け抜け、細かくは変化したようだが、 ”車” は未だ道路を走っている。
液体金属のT-1000型は 未来から送り込まれておらず、シュワルツェネッガーは健在であり、世界のホームラン王は王貞治のままだ。
変わったことといえば、コーヒーとの距離が近くなっていたことぐらいである。

1769年、フランス陸軍、二コラ=ジョセフ・キュニョーが蒸気自動車を発明してから
約250年。
どうやら自動車は、時代背景とともに様々な変化を遂げ、形を変えてきたようだ。
そしてその変化はこれからも続くのかもしれない。

しかし、幼き頃に見た ”空飛ぶ車” を拝む日はこの令和の時代に来るのだろうか。
そして自ら運転し、どこまでも大空を翔る日が果たしてやってくるのだろうか。


と!いうわけで!
今回は次世代型自動車について書いていこうと思います!

『おそらを飛ぶのも夢じゃない??』   ~クルマの技術の巻~

なんだか最近、HVやらPHVやらEVやらHDDやら
よく分からない車や技術を耳にすることが増えましたよね!

「どれがどーなん?よー分からん!」「なんとなく燃費がいいんでしょ?」
というそんな方のために今回は、それぞれの技術について紹介していきます!
車の買い替えをお考え方や、自分の生活スタイルを見直したいという方、
ぜひ参考にしてみてくださいね!

その① HV(ハイブリット)

エンジン

「ハイブリッド(HV)」は現在最も普及している次世代型自動車です。皆さんも一番聞き慣れた種類ではないでしょうか。ハイブリッドには「異なるものが組み合わされていること」という意味があります。その名の通り、ガソリンで動くエンジンと、電気で動く電気モーターが複合され、その2つの動力を能率的に使い走行することで、低燃費を実現しています。
【メリット】
・EV走行時はガソリンを消費しないため、航続距離が長く、燃費が良い。
【デメリット】
・クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金が適用されない。

その➁ EV(電気自動車)

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「EV」は電気をエネルギーとし、自宅やEVスタンド等でバッテリーに充電を行い、モーターのみの動力で走行します。エンジンを使わないので、ガソリン代が掛かることは一切なく、走行中にCO2を排出しないので環境性能においては次世代型自動車の中でも上位でしょう。
ただ、充電設備の普及が十分でない地域もあるので、長距離を運転する際、見知らぬ土地に出かける場合は、EVスタンド場所の把握、バッテリー残量の確認が必須となります。
【メリット】
・エコカー減税の減税率100%、自動車グリーン税制の減税率75%
・クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金が適用される。
【デメリット】
・航続距離が短い。
・充電に時間がかかる。
・インフラ整備が不十分。

その③ PHV / PHEV(プラグ・イン・ハイブリッド)

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PHV(PHEV)は、電気モーターとガソリンエンジンを動力として走行します。HVと同じじゃん!と思われがちですが、この2つ大きな違いは「HVはエンジンがメイン動力であり、電気でアシストをする」のに対し「PHVはエンジンと電気がメイン動力である」ことです。充電が切れるまでは電気の力で走るものが多いため、その間は電気代だけで済みます。また、PHVの場合、EVと同じく自宅やEVスタンドから充電をすることが可能です。(※PHV と PHEVはメーカーにより名称が違うだけで、どちらもプラグ・イン・ハイブリッドのことを指しています。)
【メリット】
・充電ができ、発電しながら走行するため、航続距離が長く、燃費が良い。
・エコカー減税の減税率100%、自動車グリーン税制の減税率75%
・クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金が適用される。
【デメリット】
・エンジンとモーターをメイン動力として搭載するため、車両価格が高額。

その④ FCV(燃料電池車)

水素

FCVはエンジンを使用せず、車単体で発電する電気自動車。液体水素を燃料とし、水素と酸素の化学反応により電力を作り出す燃料電池を搭載しており、モーターにより走行します。発電を自ら行うという点から、CO2を排出することもなく環境性能は高い。航続距離も長く、静音無害、“究極のエコカー”と呼ばれています。
【メリット】
・燃料電池のエネルギー変換効率は、ガソリン車のおよそ倍とされており、EVを凌ぐ。
技術革新によりさらなる燃費向上が考えられる。
・エネルギー補給時間、約3分。
【デメリット】
・車両価格が高額。
・インフラ整備が不十分。

いかがでしたか?
数多く生み出されている次世代型自動車。
テクノロジーは今、目まぐるしい進化を遂げ、様々な次世代型自動車を生み出しています。
安心安全、低燃費かつクリーンな環境づくり!
皆さんもぜひ、次の車の買い替えには検討してみてはいかがでしょうか!

余談ですが・・・
冒頭に触れた空飛ぶ自動車・・・
実は!なんと!!
2018年から日本でも飛行実証実験がスタートしています!
事業開始の目標は2023年予定。
大空を自由に飛び回ることはもはや夢物語ではなく、
すぐそこまで来ているのかもしれませんね。

飛ぶ


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