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感覚人間がロジカルシンキングを身につけた方法

結論としては感覚人間でロジックが弱かった僕が、論理的に筋道を立てて、仕事を円滑に進められるようになったという話です。ロジカルシンキングが少しずつですが、できるようになったことが嬉しかったのでnoteで書かせて下さい。

感覚人間、未経験でIT企業に採用される

僕は今年1月に未経験で今の勤務先のIT企業に採用されました。ここ3ヶ月くらいでようやくロジカルシンキングができるようになりました。

今の会社に入るまでは新聞記者、写真家をやってきました。写真家は今もやっています。

新聞記者にも写真家にもロジックはほぼ必要ありませんでした。「面白いか面白くないか」「やるかやらないか」の2択でした。どちらかというと直感や感性がものを言う世界。

上司アサミさんに弾丸のように詰められる

そんな僕が今の会社に入って出会ったのが今の上司アサミさん。

「これはどういうロジックですか」「検証はどうやってするつもりですか」「結論から話して下さい」「リアクションよりアクションを心がけて下さい」「これはどのようなペルソナを想定しましたか」「これで読者に伝わると思いますか」

きりがないのですが、弾丸のようにいつも矢継ぎ早に責め立てられ、感覚や直感でやっていた僕は「これはやばい。ロジックが必要かも」と思うようになりました。

感覚人間は、いきなり変えられるはずもありません。

背中を押してくれるアサミさん、突っ走ってごめんなさい

毎週の1on1でアサミさんはいつも「フジショーさんはできます」と背中を押してくださりました。

ちなみに、僕は今の会社ではメディアチームに所属しています。

メディアチームではオウンドメディアにSEO記事を書いたり、クラウドライターさんに執筆依頼をしたり、PVアップの施策を考えたりの業務をしています。

1人でこなせてしまう仕事でもあります。だからこそ、僕は自分が面白いと思うものを、ペルソナを無視して好き勝手に書いてしまいました。

まさに猪状態です。猪突猛進、突っ走れです!

感覚と直感でやってしまってました。今更ながら反省…猛省…

当たり前のことができずに半年近く苦しむ

僕はメディアの役割を無視していたのです。メディアにとって大切なことは自社商品の購入に結びつくような記事を書くこと。

この当たり前のことが僕にはできていなかったのです。

ペルソナを設定するのは、どういう人が商品を購入してくれるだろうかということを想像し、その人と商品を結びつける記事を書くためだったのです。

当たり前のことに気がつくまでに半年近くかかりました。そして、6月くらいから実践したことが効果を発揮するようになりました。

ロジックを考えるのは能力ではなく、慣れ

やったことは2つです。

1つ目は「ロジックを考えるのは能力ではなく、慣れ」とアサミさんに言われたことで「自分は感覚派だから」と諦めるのではなく「とにかくやるしかない」という気持ちに切り替えることにしたことです。

どんなときも「やるしかない」「やればできる」と自分に言い聞かせました。

2つ目は会社の読書会への参加です。これまでなら読まなかったマーケティング関連の本を読み、同僚たちの意見や考え方を積極的に聞いて、自分もロジックを持ってみんなに意見を伝えるように鍛錬しました。

効果はてきめんでした。

ロジカルシンキングは意外と泥臭かった

今はタスクをやる前に「ユーザーは何を求めているのか」「このトピックは誰が求めているだろうか」と考え、1記事1記事、1人1人のペルソナに向き合うように。

ロジカルシンキングは意外と泥臭いものでした。結局は目の前の事象に対して仮説、根拠を立てるという、その積み重ねなんですね。

少しずつロジカルシンキングが楽しいと思えるようになりました。

ツンデレ上司アサミさんは僕を変えてくれた

そんな時、アサミさんからメッセージをいただきました。メッセージを一部紹介させてください。

「今では私も驚くほどの主体的な動きや、自ら分析する姿勢を見せてくれています。本当に毎日感動していて、毎日感謝を伝えても足りない位です」

凄く嬉しくて、あきらめずに前進してきてよかったなと思います。最初はアサミさんに詰められることが怖かったのですが、アサミさんがツンデレなので、なんとか今日までやってこれたと思います。

間違いなく感覚人間の僕が変わるきっかけでした。

何でも挑戦させてくれる会社に感謝

今の会社で良かったなと思うことがあります。それは何でも挑戦させてくれるという点です。そして諦めずにとことん向き合い、励ましてくれる上司や仲間がいることです(新聞記者時代は全否定されたので泣けるくらい嬉しかった)。

感覚人間だった僕は、ロジックなんで必要ないという常識を持っていました。

ですが、今回アサミさんがあきらめずに僕の挑戦を後押ししてくれたおかげで、僕は心の壁を壊してより幅の広い視野を持つことができ、今後の人生にとっての希望を得ることができました。

誰も答えは分からない、だから怖がならいで

最後に、もし、ロジックが苦手という方がいたら、僕が克服した方法を共有します。

何かの施策を打つ時、誰も答えは分かりません。

だから、まず怖がらないで下さい。とにかく目の前の事象を1つ1つ分解して、仮の数字を出して、相手を説得させたらいいんです。その際、大事なのは堂々と振る舞い、自信を持つことです。

ありがとうございました。


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