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母の日。

ちょっと変わった母。
いつも家に居なかった母。
帰って来たときの母の匂い。

そんな想い出とともに、たくさんの事を教わりました。
・女性はね、褒めて褒めて育てるのよ。
・女性と居るときにはレディファースト。ドアを開けてあげたり
 お店では奥に座ってもらうのよ。
・道を歩く時にはあなたはクルマが通る側を歩きなさい。
・いつも笑って欲しかったらあなたが笑っていなさい。
このような母の教えは今も心に刻まれている。

ちょっと自由でアーティスティックな母、
日本舞踊をやりたいと言った時も、ギターをやりたいと言った時も、
いつも応援をしてくれた。
写真をやると決めた時もそう。父親からは反対された。そんなとき
「1番近い人を口説けないでどうするの?交渉は断られた所からの始まり」
なんて事も言われたっけ。
そんな励ましてくれた声、今でも忘れてない。
娘が生まれた時に、入れ替わりで他界した母。
迷惑1つかけず、そっと逝ったのは両親ともであるが、我が親ながらアッパレだと思っている。
もっと今なら話せる事、聞いておきたい事があったように感じるが
それもまた運命。

今の僕があるのも、母の影響は大きい。改めてありがとう。
たまに実家に帰ると朝ご飯の食卓にお菓子を並べる母。
その時はひたすら腹がたったけど、今思うと可笑しくもある。
きっとあの人はマリーアントワネットの生まれ変わりだったんだ(笑


今日は仏壇に添えるお菓子を買って帰ろうと思う。

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