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読書感想「心をつかむ超言葉術」

『素敵禁止』

本を読んで、この文字を見て
僕の心がざわついた
とても心がつかまれた

誰かと話すとき、よく「素敵」を使ってしまう
心の中で「素敵」って言ってるけど、
どんなふうに素敵なん?
と思っている自分がいる
それを見透かされたように

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素敵とは便利な言葉だ
著者の阿部さんもよく使ってしまうらしい
だから、「素敵禁止」というマイルールを作ったそうだ

素敵の向こう側にある言葉を探し出す
それは大変なことかもしれないけれど
言葉を大切にするとは
言葉から逃げないことなのかと思う

『心の種から言葉が生まれる』

古今和歌集で紀貫之が

やまとの歌は、人の心を種として
よろづの言の葉とぞなれりける
世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、
心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて言ひ出だせるなり

と詠んだそうだ

『心の種から言葉が生まれる』

僕たちの心にあるもの、それを種にして言葉という記号に乗せることで、すくすくと伸び言の葉が生い茂る

大事にしたいこと
それは心の中にある種

その種から色とりどりの言の葉を育てたい
言に羽を与えていろんな人に言羽(ことば)を届けたい

言葉とは心の中から沸き上がってくる想いだと思う
練りに練って考えるものより
ふと心から沸き上がる
ふと心に降りてくる
そんな言葉に力を感じる

想いを持つなら伝えたい
想いを持つ人に伝えたい

だからこそ、自分の心に向き合って
言の葉を育てていこうと思う
相手の心に寄り添って
言の葉を育てていこうと思う

なんて熱い本だろう

心が揺さぶられた本
心が勇気づけられた本

心をつかむ超言葉術

阿部広太郎さんの想いがいっぱい詰まった『愛』があふれる本だった。

全部で685文字でした。(タイトル除く)

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