2016年8月9日 旅41日目 マドリード〜ロンドン:飛ばない、飛行機

マドリードのお洒落なホテルに泊まり、8時くらいに起きた。

昨日の空港でのトラブルには疲労困憊しており、泥のように眠るとはこういうことか、という感じ。

昨夜の情報では、ノルウェーのベルゲン行きの飛行機に乗れるのは早くても明日だから、今日一日はマドリードにいるしかなく、そうなるとプラド美術館に行ったり、あのピカソの『ゲルニカ』を見に行ったりできるではないか!

イベリア航空の対応には腹が立つが、僕にとっては、不幸中の幸い、には違いない。

美術館への行き方を調べていたら、y嫁が、とりあえずロンドンまで今日中に行こう、なんとか飛行機のチケットが取れそうだから、と言ってきた。

夕方からの便なのだが、早く空港に行って待っていないと乗れないかもしれない、と。

せめて『ゲルニカ』だけでも見られないかと調べたのだが、ソフィア美術館は火曜日休館だった……

ああ、元々予定には無かったのだけれど、一度期待してしまったがために、ものすごく残念だ……

僕としては、マドリードにもう一泊してでも見たいけれど、スペインに嫌気がさしているy嫁の気持ちはわかるので、タクシーでマドリードの空港へ。

長い待ち時間があったり、忘れ物をホテルに取りに帰ったり、また搭乗ゲートが変更されたりしながらも、なんとかノルウェー・エアシャトルの飛行機に乗り込んだ。

ところが、出発直前にアナウンスが流れ、機内が騒がしい。

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