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[JCS前必読!]第8回 はかいこうせん杯 結果報告&環境考察

こんにちは!!チームISPリーダーのふっさんです。
この度,6月13日に強者純度の高い大会を運営してきたので、大会結果と環境考察を書きたいと思います!
ぜひ、JCS前の考察にお役立て下さい!!!

以下、目次にあるほぼ全文無料で読めます!おまけもありますが、基本投げ銭方式です。
是非、次回の大会の運営資金の一助として、いいねと、暖かいご支援をいただけますと幸いです!!!よろしくお願いします!


1.開催の経緯

はかいこうせん杯は2019年5月19日に第1回目を行っており、常に”その時代に求めらてれいる大会”を目指してきました。転機の一回目は昨年5月の緊急事態宣言。ポケカがしたくても出来ない日々が続きました。そこで、2020年5月4日と、6月7日に現在のリモートポケカ大会の先駆けとなるリモポケ!はかいこうせん杯を運営しました。

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サイトウコウセイさんはじめ、非常に多くの方にご参加いただき、継続開催の声もたくさんいただきました。
ただその後リモート大会が急速に増えており、自分が運営をする必要性を感じなくなったこと。
そして何より大切なISPメンバーに出会わせてくれた「リアルでのポケカ大会」にもう一度切り替えなおしました。
今まで培ったつながりを活かし、最高の環境で招待制の大会を開こうと考えて開いた3月21日の第七回大会から3ヶ月の時を経て開催したのが今回の第8回はかいこうせん杯になります。

結果として沢山の満足の声をいただくことができました!(一部抜粋)
この場を借りて、改めて御礼を言わせていただきます!

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フォトスポット


また、大会を開くにあたって、ISPのメンバーで裏リーグを運営してくれたじぇいくん、むさしくん、おふてんくんと、当日いろいろな形で関わってくれたメンバーに心から感謝します!!本当にありがとう!!!

運営 兼 景品提供:あーちゃん
運営:彩愛羽ちゃん
代打 兼 運営:ヨーグリーナ
景品提供:バナピー
卓番号:まりえる
大会バナー:しおんちゃん

運営メンバー


2.参加者紹介

参加者のレベル感のご紹介(被りなしの記載、敬称略)

✓ラッシュプロ

    あむ

✓元ポケカ四天王(2名)

    アライケイト あめれ

✓WCS2021年代表内定者(3名)
    かえる マコト ゆっかー

✓OCIC出場者(2名)
    koyo はる

✓CLベスト16位以上(2名):
   かねこ づけ

✓シティリーグ優勝経験者(6名): 
 コバイキ きょろおじ ウー 
   まなてぃー mana かぐら
 
✓シティリーグ準優勝経験者(3名):
   pepeken  よし みける

✓シティリーグベスト4経験者(5名)
 おそま じぇい むさし タマキチ ラズベリー

✓シティリーグベスト8以上経験者(4名):
 パシャ トイ レイ マサト

合計38名の大会の中、2/3がシティリーグベスト8以上の経験者となり、圧倒的に質の高い密度の濃い大会となったことは言うまでもありません。

他にもポケホスで有名な阿散井恋次さん、リトくんやひびきくんを筆頭にの力のあるメンバーが集まってくれました!

参加者

参加者2


また、大会後に参加したい!といっていただくことが多かったのですが、
強いとか有名とかだけで選ばず、一緒に対面でポケカしたときの雰囲気も非常に重要視させてもらっています!尊敬する人や、好きな仲間たちがつながりあってほしい!という気持ちが強いため、強者純度が高いかつ、雰囲気が良い大会になっています!

はかいこうせん杯 会場

詳しくは下記のちょいかたりジムで語っています!
https://youtu.be/GeaHyhPRe5Q

たいあたりジム


3.予選リーグと決勝トーナメントの結果

38名で開催した大会。遅刻0という開催を楽しみにしていただいていたことを実感しました。非常に白熱した予選は5-0が1人、4-1が6人、3-2が1人(オポネント決定)という形で決着。どの試合も非常にレベルが高かったです!

予選ベスト16位まで

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4.上位者の構築紹介と主催コメント

第1位 あむさん ラッシュプロ  うらこうさく型インテレオンVmax

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主催コメント:モミと雪道4投入のインテレオンVmaxでの優勝!クイックシューターで打点調整が行われており、3ターン先の展開を読むプレイでギャラリーを圧倒していました。まさしくプロ。また、インテレオンVmaxが苦手とするこくばや、ザマゼンタにもしっかりと雪道で回答があり、非常に完成度の高い構築でした。気になる構築は後日ラッシュメディアで公開予定です!お楽しみに!!


第2位 あめれくん 元ポケカ四天王 悪パーフェクション

あめれ 悪パーフェクション

主催コメント:盤面2エネから、じゃえんのつばさ、レッド&グリーン、手ばりでとんでくる追加効果デッドムーンGXの恐怖はいまだに健在。多少ダイナが少ない環境であろうことを見越しつつも、ガラルサンダーと闘エネルギーで対応に幅を持たせています。雪道によって止まるガラルファイヤー、マニューラGX、ミュウツー&ミュウGXを、2枚積んだマーシャドーでサポート。ボスの指令も甘えず全てがギリギリのバランスで成り立つ素晴らしい構築!



第3位 かぐらくん はかいこうせん杯優勝経験者 ルカメタザシアン

かぐら ルカメタザシアン

主催コメント:ルカメタザシアンをここで握ることはある程度想定はすれど、入賞するレベルまで仕上げてくるのはやはり圧巻。温泉3、マント3で徹底的にザマゼンタ、ザシアンを動かし続けます。ボスが4であることからも先2ブレイブキャリバーでテンポをとる試合もあり、選択の妙が伺えます。なんといってもクイックボール0としている部分が注目。プレイ難易度はSですが、今後のルカメタザシアンの標準構築になりえる構築です。

note:https://t.co/ggVcAfOrMr?amp=1


第4位 ひびきくん 最強の刺客 オーロラ型こくばバドレックス

ひびき こくばVmax

主催コメント:毎度結果を出し続ける男ひびきくん。完成度文句なしのオーロラこくばです。どこをめくっても強いカードばかりの構築となっています。ホラーハウスが圧倒的に強さと一番苦手なムゲンダイナにはガラルサンダーで対応する強い意志が2枚採用に見えます。LOケアは勿論のこと、盤面に7エネ以上貯めたときのフィオネもほぼ裏のポケモンを狩れるため強く、今一番結果がでるこくばの形だと思います。


第5位 づけくん CLベスト16位経験者 レンゲキテンタクル

づけ レンゲキテンタクル

主催コメント:ジメレオン2枚の代わりに回収ネットを厚めに積んだ構築。後攻の際はたおされた後に、うらこうさく→マチス→コル二→ホミカ→たむけのまいで最大15枚縦引きできます。スタンプやつりざお、スタジアムの枚数も甘えず、本当に上手に枠をつくっているなという印象です。今一番強い非ルールポケモンのテンタクル。これを機会に皆さんもぜひ!



第6位 pepekenさん ぱちぱちリーダー ビクティニブラッキーMM
 

pepekenさん ビクティニレッパMM

主催コメント:第7回はかいこうせん杯優勝者のpepekenさん今回もきっちり結果を出されています!今回はビクティニブラッキーでの入賞です。ブラッキーは特性だけでなく、対こくば戦、対テンタクル戦の鍵となるポケモンです。スタンプの枚数を甘えず、1ターン稼いでからのダイビクトリーの強さが目立ちます。”どこをめくっても強い山”を体現したボール多投の圧巻の構築!noteで回し方、採用意図を要チェックです!

note:https://note.com/19870711/n/n034ad2a7626a



第7位 タマキチくん シティベスト4経験者 オーロラ型こくば

タマキチ こくばバドレックス

主催コメント:いれかえとオーロラを厚く積んだこくばで予選全勝。雪道対策にマーシャドー2枚をいれつつも、不純物となりえる”混沌のうねり”は採用されていません。そのつくった枠でMMやオロヨノを採用しており、対応力に幅が出ています。終始ボスをうつタイミングがミラー戦で光っており、プレイングで魅せていました。



第8位 とらいくん チームDLP所属 雪道コケコ

とらい 雪道コケコ

主催コメント:逃げ0のコケコとパルスワン4枚のことから、後攻そうでんからほぼスタートできることがポイント。パルスワンそうでん→ピカゼクフルドライブ→サイド1枚でスタンプ雪道→コケコダイッショクで殴っていって勝ちというコンセプト。とにかく雪道や、おうぎが刺さっていた場面が多く、粘り強いプレイングが光っていました。チームISPメンバーのむさしくんが考えた構築を昇華し、使いこなしての入賞。おめでとう!

5.デッキ分布と環境考察

事前の考察では以下のような評価表をつくっていました。
Tierではなく、評価表です。

S+

オーロラこくば ブラッキーダイナ うらこうさく型レンゲキウーラオス

S
チラチーノ型レンゲキインテ うらこうさく型レンゲキインテ
レンゲキインテ&レンゲキウーラオス ニンフィアバレット
三神バレット ビクティニレッパ テンタクル マホイップこくば

A
ジュナイパー ジメレオン型はくば イチゲキトルネロス
イチゲキゲンガーブラッキー 三神ザシアン
ドガスダイナ 悪パ   イチゲキウーラオス ルカメタザシアン
モミイオルブ ゲンミミコケコ

B 
鉱山リーフィア ダダリンリーフィア 雪道コケコ 
非ルールエースバーン チラチーノ型はくば カビゴン型グレイシア

実際の分布はどうだったのか?分布図にしました。見ていきましょう!

デッキ分布

強者たちは圧倒的にこくばを選択しました。
ここに至った要因は以下のように考えられます。

1.竜王戦でダイナブラッキー流行していた
2.レンゲキウーラオスが圧倒的にダイナに対して強い
3.モミ型レンゲキインテレオンも一定数いる
4.レンゲキウーに強くて、インテレオンをワンパンできる可能性があり、
水晶と特性で圧倒的に事故率の低いこくば

という流れになったと思います。
JCSであればダイナvsレンゲキウーラオスといった環境だったでしょうが、そこから一歩進んでこくばが縦横無尽に闊歩した大会となりました。

なお、こくばを選んだメンバー全員が3-2以上の成績を収めており、改めて安定したカードパワーの高さを知らしめた大会になりました。

なお、こくばバドレックスの内訳は以下になります。

こくば使用率

評価の高いブラッキーダイナに対しての明確なメタをとれる、オーロラ型が隆盛を極めました。1エネで特殊エネルギーを破壊出来たり、デデンネ、クロバットに対してワンパンをとれる性能も明確に評価された結果となり、非常に納得の結果です。

レンゲキウーラオスについては、レンゲキウーがメインにレンゲキインテレオンと組ませた形は、レンゲキインテレオンカウントをしました。よって、そこを含めてレンゲキウーラオス観点でいくと、合計6人の使用となったため、内訳を記載します。

レンゲキウーラオスの型

最も安定するうらこうさく型が多く見受けられました(カウンター型もうらこうさくのため)。レンゲキインテレオンと組ませたり、チラチーノと組ませたりなど、かなり幅がある性能が活きた配分となりました。次弾環境も雷が増えそうなこと、採用する人もいそうなチャーレムの登場によってTOPtierを走ることは間違いありません。

強者の選択で最も興味深かったのが、ルカメタザシアンでした。
3名が持ち込み、レンゲキとムゲンダイナに対して安定した対応力があることが魅力です。かぐらくんの構築のようにクイックボールを捨てて、人形をふやしたり、タッグコールを増やしたりしていました。これはキャプチャーエネルギーの登場による新しい構築の形だと考えます。
CSPランキング1枚目にいるコバイキくん、CL上位経験者のよしくんが合わせてもってきたことも、現環境に対しての回答になり得ることを示唆しています。使用は全てタッグコール型でしたので割愛します。

かぐら ルカメタザシアン

※かぐらくんの構築の再掲

雪道・モミ4投入のインテレオンVmaxが優勝となりました。
今日の環境において最も重要な示唆が”雪道への警戒が下がっていた”
ことだと思います。多くの相手が1ターン程度雪道でターンを渡していたこと、ザマゼンタの特性すら通り抜けて突破していたことが非常に印象的でした。自分自身、発表後からチラチーノ型モミ4投のインテレオンを調整していましたが、こくばへの回答なくお祈りゲームとなっていました。ただ、この型であれば戦えることは間違いなく、プロの構築として流石の一言でした。構築公開が楽しみですね。

雪道インテレオン


6.次弾の環境考察

以下の3点が大きく環境に影響を与えるカードだと思います。

1.モココの登場による雷系統の増加
2.カードパワーの高いレックウザVmaxの登場
3.ジュラルドンVmaxでつまないようなデッキ構築への変化

1.によってレックウザだけでなく雷バレットのようなデッキも増えるはずです。ワンパンしてくる相手がどうしても厳しいインテレオンVmaxはその数を減らすと考えらえます。ゼクロム、コケコV(どちらも)、サンダーなどはとれれるサイド数が少ないながらも優秀なポケモンが多く、打点ラインもかなり汎用性が高いデッキとなり、Teir3くらいの意識は必須のデッキとなりそうです。

エレキバレット


2.レックウザの登場により、Vmaxデッキは常にそこを意識せざる得ない形となりました。
継戦能力は高くないものの、1体刈られたとしても、手張りローズモココモココから5エネとなり340点まで見ることが出来ます。
おまもりや、ストーン闘エネルギーの価値が相対的に上がったことは間違いありません。

レックウザまとめ


3.新弾でてすぐということもあり、ジュラルドンVmaxの強さ評価はさておき、警戒をしなくてはいけません。イチゲキデッキも、レンゲキデッキも基本特殊エネ主体であるため、対策がないと詰んでしまう可能性もあります。
ここで考えられるのが、雪道を採用するデッキの再増加です。レックウザの特性のストップ、ジュラルドンやザマゼンタで詰むことの回避、雪道を再度刺すことが増えるように思います。雪道の警戒が落ちてきたところではありますが、改めて雪道に対してのガードを上げるべきでしょう。

ジュルラルドンまとめ


7.決勝レポート

優勝したあむさんと、準優勝のあめれくんの決勝が本当に熱かったので簡単にレポートします(JCS前ということで録画はしていません)

先行2ターン目からレポート

あむ
前にいるブラッキー&ダークライGXにキョダイウズマキ 140

あめれ
いれかえでガラルファイヤー前
じゃえんのつばさでエネ加速 盤面3エネ 
ガラルファイヤーで相手のインテレオンVmaxにオーラバーン
ガラルファイヤー自傷30

あむ
返しでうらこうさくでモミ 雪道を貼って、前のガラルファイヤーに
クイックシューター2点とキョダイウズマキで160点 残りHP30点

あめれ
リセホマーシャードで雪道を割ってから
ニューラにレッド&グリーン
じゃえんのつばさと手ばりで盤面6エネ
ポケモン入れ替えでブラッキー&ダークライを前に
追加効果デッドムーンGX
残りサイド3-6

あむ

アタッカーおらず、万事休すかとおもいきや
ふうせんついたクイックシューターインテレオンを前から、
バスラオにレンゲキエネを貼ってブラッキー&ダークライを倒す
残りサイド3-3

あめれ
レッドグリーンとじゃえんのつばさから、
マニューラGXのつめできりさくでバスラオ撃破
サイド2-3

あむ
クイックシューターに進化(3体目)
40点をガラルファイヤーに載せてサイドをとる
サイド2-1
拾えれば勝ちの最後のインテレオンVmaxサイドから拾えず
メッソンを置いて準備してから、クイックシューターインテレオンに
レンゲキエネを貼ってマニューラにたきのぼり

マニューラ残りHP130

あめれ
じゃえんのつばさで新しいファイヤーを育てはじめる
マニューラ逃げエネきって番を渡す

あむ
ジメレオンに進化
うらこうさくからボスの指令で裏のマニューラGXを呼ぶ
クイックシューター3回をマニューラにおいて
たきのぼりでぴったりフィニッシュ


どちらも非常にハイレベルな攻防でした。
優勝、準優勝改めておめでとうございます!

決勝


ここまでご覧いただきありがとうございました!!
本当に有力なデッキの多い、素晴らしい環境ですね!
はかいこうせん杯は参加者の皆様のおかげで、かなり実りのある大会となりました。本当にありがとうございました!!

ここからは投げ銭の御礼に、蒼天、摩天環境の回答の一つだと思っているデッキのをレシピと立ち回りつきでご紹介、および先日の86名のかつた杯で勝ち上がった、かなり面白いレシピのバレットを構築を、なぜその不思議なカード達なのか?という解説つきでご紹介します!

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