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皆様に使っていただくための「デジタル印刷」と向き合って15年

みなさん、こんにちは!
フジプラスコンタクトセンターのえとやんです。

実は、昨日11月24日(木)より、4年に一度の大きな印刷機材展「IGAS2022」が東京ビッグサイト・東展示棟で開催されています。当然ながら日本では最大級で、海外からも多くの人がやってくるビッグイベントです。私も新しい情報を得るために、数日に分けて行く予定にしております。


「印刷」と市民権

この「印刷」の業界って、非常にマニアックであり、小難しさもあり、職人さんのためでもあり、多岐にわたるものでもあります。少なくとも私の目には、そのように映っています。
ただ、これだけテクノロジーが進化しているのに、このマニアックさが変わらないことに私自身は違和感を持っています。

例えば、昔はマニアックとさえ思われたパソコン操作やシステムの知識なども、今では形こそスマホやタブレットなどの選択肢が増えながらも、誰もが生活に不可欠な存在になりつつあります。一方、印刷は未だマニアックであり、一般の人にとっては「?」なことも多いのが現状ではないでしょうか?

そう考えると、印刷がもっと市民権を得られるような取り組みが求められているような気がするのです。


「デジタル印刷」はプリンターのようなものなのか?

気がつけば、私もこの「デジタル印刷」と呼ばれるものに向き合って15年の時が流れました。取り組み始めた当時はこれまで通りの単なる印刷機として使い、お客様に必要な印刷物を提供していたことを覚えています。
一般的な印刷機は同じ内容のものを大量に作るのが得意なのに対し、このデジタル印刷機は少ない量でも1枚ずつ異なる内容をデータ通りに印刷するのが得意なのです。

感覚的には、自宅やオフィスにあるようなプリンターに近いです。でも、これを言うと、印刷オペレーターの人達に怒られてしまいます(苦笑)。
でも、その距離感のようなところに「デジタル印刷機」はあるべきだと思っています。弊社が使っているデジタル印刷機・HP Indigo 12000が、プリンターと圧倒的に異なるのは、印刷品質であり、用紙の選択肢であり、対応サイズやスピードだったりします。

さらには、その印刷後の刷本(すりほん)を自在に加工できることが技術であり、ここがマニアックな部分として特に大きいのかもしれません。
ただ「印刷物をどのような形にして、どう使いたいか?」が一番重要なのだと思います。弊社は、カタログ・パンフレット・チラシだけでなく、DM、カード、書籍や絵本、箱や紙什器など、あらゆる経験をもっています。そういうご相談は、どんどんお問い合わせいただければと思います。


15年で大きく変わったこと

私の中では「スマホが日常的に使われる社会になったこと」「クラウドサービスがあらゆるジャンルで発展したこと」のこの2点が特に大きな変化であったと感じています。IoT(Internet of Things・モノのインターネット)と言われてから随分時間が経ちましたが、デジタル印刷機もインターネットに繋がる時代になったので、いよいよ皆様に使っていただける環境に整ったと思っています。

ここで繰り返しになりますが、「印刷物をどのような形にして、どう使いたいか?」これに尽きます。その中でも「使い方」に工夫しなければならなくて、必要なタイミングに素早く使えるルールであること、そのためにシステムを繋いでお互いが即座に対応できるようにすること、かつ一定のコストで、昨今のCO2削減などの環境配慮に対応しているかどうかなどを一緒に考えます。まさに印刷のアップグレードが必要なのです。

この大きな変化は、いわゆる「印刷」や「紙」の必要性も変えてしまいました。「確実に情報を伝えられる紙」「所持していて体感できる(体感するための)紙」「保存される紙」「何度も使われる紙」などなど、今のデジタル時代に求められる価値を、改めて皆様一緒に考えてみませんか?

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