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ユニクロでソール・ライターを見つけた

ユニクロあるあるは、同じジャンルのアイテムが豊富で、豊富なだけじゃなく陳列棚がいくつもあって、レジを済ませて帰ろうとすると掘り出し物に遭遇してしまうこと。

先日は4FでTシャツ2着を買って2Fに降りると、ギャラリーにデザインTシャツが並んでいる。peace for all というチャリティの一群だった。歳相応に柄物は避けているので、見るともなく見ていると、なにやら目を惹く一点がある。イラスト物が多い中でフォト作品をプリントしたもの。

作品は初見だったが、独特の匂いがする。裏返して見ると、ビンゴ! ソール・ライター(Saul Leiter 1923-2013)の作品だった。

彼のことを知ったのは数か月前の「新・美の巨人たち」でのこと。ニューヨークの何気ない小景を撮った作品群を観て即座に魅せられた。被写体の選び方が新鮮かつオシャレで、ミニマリスト的な美質を感じる。

ニューヨーク物でのライターの好みはポートレイト判型で人物を必ず取り入れることだったらしいが、上記Tシャツ作品にも雪景色のなかに小さく人物が配されている。

無用貧窮老人にはぜいたく(3着!)かもしれないが、これをゲットしない手はない。ところがサイズMが切れている。店員に訊くと他店にはあるというので一晩寝かせ、翌日他店で無事購入。これが¥1500とは、ユニクロには感謝しかない。


無用老人はすなわち無精老人でもあり、夏の着衣はTシャツ短パンorステテコ(時折サイクルジャージとレーパン)のみ。しかも昼夜を兼ねるという… 

でもさすがにライターTシャツをパジャマ代わりには使えない。どころか、今から洗濯で色落ちがしないか心配になっている。


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