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heyのCTOに就任します

heyのCTOに就任することになりました。みなさま、どうぞよろしくお願いします!

ご挨拶がてら、この前書いたこの記事ではくわしく触れなかった「なぜheyだったのか」を詳しく書いてみようと思います。

もともと僕は音楽が人生の中心だった人間です。アンダーグラウンドな音楽シーンの、自分たちで設立したレーベルでレコードを出し、Tシャツをシルクスクリーンで手刷りして売るという、「こだわりとたのしみの経済圏」とでもいうような世界に腰くらいまでドップリ浸かって大人になりました。

2000年代中盤に社会に出るころにはその経済圏の商業的な持続可能性に限界を感じ(いいものを作っているけど生計を立てるまではいかない、という例をたくさん見てきました)、仕事はそれとは切り離してやっていこう、という気持ちになっていました。そんな折に出会ったプログラミングという文化と幸せな関係を作れたので、それはそれ、として切り離して、スタートアップ業界で会社を転々としながら働いてきました。

一年前に共同創業したスタートアップを退任し、フリーランスで働いているうちに、次は5年、10年という時間軸で腰を据えて大きな成果を出せる場所がいいな…という思いが強くなってきました。じゃあ何をやるか、というのは空白の状態でなおこさんから声をかけてもらいheyを手伝いはじめたのが去年の12月。初春に佐藤さんから改めてheyのいままでとこれからについての話を聞きました。

技術の進化でこだわりや情熱、たのしさに軸足を置いたお商売で生計を立てられる人が増えてきた、その経済圏の成長を信じ、携わる人を支える、というheyのミッション。これを聞くうちに、この未来が僕の個人史で分離していた「こだわりとたのしみの経済圏」とエンジニアという職業が合流する位置にあることに気がつきました。

生活のなかにクリエイティブなことと事業活動という二つの軸があることは恵まれたことですが、それを良い形で融合させられるという幸運はそうそうないと思います。自分の残り少ない壮年期の職業生活の投下先として、hey以上の選択肢は見当たりませんでした。あとシンプルにすごいやりたくなった…!ということで入社するに至ったのでした。

というのが入社の経緯です。そして、この度CTOをやらせていただくことになりました。

下記の @naokos の記事にもあるとおり、いまのheyはお店のみなさんの生業の根幹を担っていくという、大きな責任とミッションを持つ会社です。そんな会社のCTOとして、それを支えるシステムとそれを作る組織を維持し、発展するという仕事。当然重責も感じています。しかし、僕個人としては長い間夢中で解けそうな問題をもらったという捉え方をしてちょっと(ちょっとじゃないですが)ワクワクしています。その解き方のほうがheyらしいし、自分らしいなと。

メチャクチャ面白い課題に、心強く優しい仲間。あとは走り続けるだけ。長い旅になりますが、社内外の皆さんから学ばせていただきつつ、じっくり全力で頑張っていこうと思います。改めて、どうぞ宜しくお願いします。

最後に。heyでは一緒に働いてくれる仲間を募集しています。もし興味ある、という方がいたら、ぜひ藤村か他のheyのメンバーまでご連絡ください。Hello heyというオンラインの説明会もやっていますので(僕も話します)、こちらもぜひ。ここから 応募できます。



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