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債券はどれくらいの数に分散させればいいの?【お客様からの質問シリーズ63】

こんにちは
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。

債券投資において「分散させることが大切だ!!」と聞きますが、「どれくらいの比率で分散させるべきなのか教えてほしい」とのご質問をいただいたので解説しています。


(1)10〜20銘柄前後が理想

資産規模等により異なりますが、富裕層の場合は10〜20銘柄前後が理想的かなと思います。

⭕️ 10〜20銘柄前後だと結構開きがあるのですが、投資する債券のリスクや分散に対する考えなどを考慮して決めると良いです。

格付けA-以上の高格付債を中心に投資するのであれば、比較的倒産リスクは低いため、10%くらいまでの分散でいいと思いますが、格付けBBBやBB+以下の低格付債にも投資する場合は、もう少し細かく分散しても良いかもしれません。

例えば2億円の投資の場合で2000万円×10銘柄に分散した場合は1銘柄の比率は10%になります。

1銘柄あたり2000万円であれば様々な種類の債券に投資ができる上、残存年数・業種の分散をしつつ、リスク管理をしながら低格付け債を少し入れて利回りを向上させることも可能です。

(2)とにかく分散させればいいというわけではない

基本的には分散させることに越したことはないですが、債券には最低投資単位があります。最低投資額面1000ドルから投資できる債券もあれば、最低投資額面20万ドル以上からしか投資できない債券も存在します。

分散させすぎると1銘柄あたりの投資金額も減るため、

・投資できる債券の種類が減ってしまう

本来投資しなくても良い債券にも分散のために投資しなければならくなってしまいます。

更に分散すればするほど利金の管理などの手間もかかるので、その点も理解した上で分散投資しましょう。

投資可能金額が少ないが分散したい場合は、あらかじめ分散がされている投資信託やETFを活用することをおすすめします。

以上、債券ポートフォリオ内で1銘柄どれくらいの比率で分散させればいいの?でした。

他に資産運用に関する記事を書いています。
以下のリンクが目次になるので併せてご覧ください。

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