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「コミュニケーションスキル」なるもの

仕事のスキルや就職・転職する際に企業が求める力として「コミュニケーションスキル」という言葉はよく出てくる。

この「コミュニケーションスキル」分かるようで分からない能力だ。

これはどんな能力なのか考えてみる。
コミュニケーションなので当然「聞く」と「伝える」に分けられる。

「聞く」を考えると
・相手の言っていることを聞き取り理解する力
・話している表情やジェスチャーなどから話していることとは別にある裏側の意図を読み取る力
※大丈夫ですと言っていても大丈夫ではないケースは往々にしてある
・相手が本音で話したくなるような雰囲気づくりをする
※心許して話せる人と話せない人がいる
・適切に質問や相槌をうち、相手がしゃべりやすいように促す力

などが思いつく。

一方「伝える」側だと
・要点を絞って分かりやすく伝える力
・物事を論理的に体系立て、説得力ある形で伝える力
(大企業~中堅企業の法人営業に必要なスキル)
・感情に訴え、相手の心を揺さぶる話し方
(ジェスチャーや声のトーンを交えながら…個人~中小企業向け営業のトップセールスはここが長けている人が多い)
・結果として相手を行動に移させる力

などだろうか。
一口に「コミュニケーションスキル」と言ってもかなり複雑なスキルだなと改めて感じる。

こうした能力はどうやって磨くのがいいのだろうか。

「聞く」ことにおいては、
・傾聴すること
・相手を快適にさせること
・相手の話を正確に理解すること(読解力)
・相手業界の専門的な知識を一定理解しておくこと(知識)
・そもそも人として信頼される外見を身に着けること

「話す」ことについては
・要点をまとめ端的に話す癖を身に着けること
(一言で言うと何か。結論は何かを考えながら伝えること)
・演繹法や帰納法などを使って説明する訓練をすること
・情緒豊かな伝え方のトレーニングをすること。また感情を揺さぶられる話し方を見て、真似してみること
・相手を駆り立て、行動させるにはどうするかを考えること
(北風策と太陽策の両方がある)

などを日頃意識することが重要なように思う。

「コミュニケーションスキル」は毎日使うものだし、仕事ではない場面でも使える一生モノのスキルなので、身に着けて損なことはない。


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