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リーダーの仮面 著:安藤広大

リーダーの仮面 著:安藤広大
https://books.rakuten.co.jp/rb/16430386/

マザーズに上場した「識学」代表がプレイヤー→マネージャーに上がった際のマネジメントのポイントをまとめた著書。

一般的なマネジメントの教科書と違い、かなり具体的かつ各論まで踏み込んだ内容で、読んでいくと「ダメな例を自分はやってしまってるなー」という箇所も多く、部下との接し方において考えさせられる場面が多い。

5つのポイント、「ルール」「位置」「利益」「結果」「成長」の観点からどういうスタンスで部下と接するかを記載しており、分かりやすい。

一方でマネージャーの役割を「淡々と」こなすことを求めており、そうした点をうまく受け入れることができるかはかなり強い意志を要しそうな内容だ。(誰でもできる平易なことなのだが、人情味あふれる方には受入れが難しいように感じた)

また、内容も去ることながら表現力が素晴らしいと感じた。

タイトルである「リーダーの仮面」も淡々と仕事をこなすのはあくまでマネージャーの役割に徹する為であり、人格を変えるわけではない。

ようは「リーダーの仮面」をつけて仕事をするのだ。

という表現を使っている。

仕事での役割と家庭での役割は違うわけで冷徹な人間になるわけではないということをうまく表現した言葉だと感じた。

日々のマネジメントにおいて著書に出てくる同じような場面も多く、参考になる部分が多く、マネジメントに携わる人にとって読んでおくと自分のスタイルを客観的に考え直すことができるおススメの一冊。




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