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シルバー人材市場

【独自】「自分はシルバーではない」元気シニア増加、報酬を重視…人材センター会員70万人割れ
https://news.yahoo.co.jp/articles/09c32ba385b926580dbeb5a0af2a520ad7cbf9ba

公的機関である60歳以上に対して仕事を提供する「シルバー人材センター」の登録者数が70万人を割り込んだとのことだ。

ピーク時には79万人だったが、徐々に減少傾向。コロナ影響も拍車をかけていると記事には掲載されている。

一方で高齢者であっても意欲があったり、能力や経験に適した仕事を提供できないという「仕事のミスマッチ」の指摘もあるという。

本来であれば、高齢者人口が増えているので、登録者数が増えてもいいものだが、シルバー領域もこの10年で大きな変化が出てきていると感じる。

まずは「i-common」や「サーキュレーション」「顧問名鑑」などハイスキル人材についてはスポット契約で働くことができるようになった。

また、「高齢社」というシニア専門の派遣会社が現れたり、「マイナビ ミドル・シニア」などの仕事サイトができる等民間でもこの領域でマッチングする動きも出てきている。

その他「新現役交流会」など半官半民での取組みも増えてきているなど民間各社含め、人材市場が活性化してきていることが大きいと思う。

とはいえ「シルバー人材センター」の意義も大きく、公的なセーフティネットとして、徐々に民間にそのポジションを譲っていくのが理想のように思うが、必要な存在だとも感じている。

一方、ハイレイヤーとアルバイトなどの仕事は充実しているが「ミドルレイヤー」についてはまだ主要なプレイヤーがいないように思う。

通常の正社員雇用や嘱託社員として雇われているのかもしれないが、このポジションのプレイヤーが今後現れてくるかは注目だ。

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