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仕事での自己肯定感を上げる魔法のキーワード

前回は、自己肯定感が低い人は自分の「100点の定義」があいまいになっている!という話でした。

で、「じゃあ100点の定義をどうすればいいのか」という話をしたいのですが、その前に一つ、お伝えしたい内容があるので今日はそれを書いてみます。

前回の内容は読んでいただけた前提で書きますので、もし読んでいないのであればそちらからお読みいただけるとより分かりやすいかと思います。

自己肯定感をついつい下げてしまうAさんの話

さて、前回書いた「Aさん」の話。
簡単にまとめると…

Aさんは、上司からプレゼンの資料を依頼された。
依頼を受けた以上、自分の全力以上を発揮しようと頑張った。
そして、それを受けた上司は、Aさんから受け取った資料を基に、一部を修正した。

それを受けて、Aさんは「完璧じゃなかった」とうなだれた…

というお話でした。

これは、とある方から聞いた話を一部変えたものです。

上司からは、特に責められることはなかった。
でも、自分では「ダメだった…」と判定してしまったんですよね。

Aさんが本当にすべきだったこと

ここで、本当に必要だったことは何だったのでしょうか?

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それは、どういうものが本当は欲しいのか、という事前確認です。

上司としては、たたき台があったら、そこから最後のブラッシュアップができるからありがたい、という依頼だったかもしれません。
もしくは、自分の実力を見てみたいから、試しに作ってもらった、ということかもしれません。

どちらにせよ、Aさんは、相手が欲しがっているものをきちんと把握する、あるいは自分がわかるまで確認することが必要でした。

これを、できなくさせてしまう理由の一つが、「自己肯定感の低さ」です。

自己肯定感が低いと確認すらできなくなる

自己肯定感が低いと、思考が以下のようなループに陥ります。

自分は仕事ができない

仕事ができない自分は足を引っ張らないようにしなければ

むやみに聞いてはいけない

わからないまま仕事を進める

仕事に支障が起きる

自分は仕事ができない

足を引っ張らないようにしなければ…

と、完全に負のスパイラルにはまってしまうわけですね。

こうなってしまうと、ミスをやめなければと意識がそちらにばかり向かってしまい、本来だったら難なくできる簡単な仕事さえミスを起こすようになってしまいます。

そうなると、Aさんはより「評価」してしまうのです。
自分は、仕事ができないんだ、と…

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自己肯定感を上げるための魔法のキーワード

これを阻止するために覚えてほしいことがあります。

私の尊敬する方から教えてもらったことです。
当たり前のようではありますが、
「みるみるうちに自己肯定感の低下を防ぐことができた」
魔法のキーワードでもあります。

そのキーワードとは…

「知らないことはできなくて当たり前」

です。

ね、当たり前のことでしょ?

うまくいかないときほど、思い出してほしい

でも、自分が仕事でうまくいかなかったときに、このキーワードを思い出してほしいんです。

あー!なんで自分はうまくできなかったんだ!!

「知らないことはできなくて当たり前」

うまくできる方法、知らなかったんだ。
じゃあ仕方ないよね。

じゃあ、うまくできる人に聞いてみよう。
もう一回やり方を上司に相談してもいいかも

どうでしょう。
「ああ、自分はだめだ!!」というサイクルよりも、なんだか建設的じゃないですか?

仕事は、いろんな人の力を借りて成り立たせればいい

こうしてみると、ある種の開き直りも含まれているのですが、仕事は学問や研究とは少し違い、自分の力で解決するよりも、ほかにうまくやっている人の姿を見て、聞いてみて、実際にやって学ぶほうがはるかに効率がいいものです。

もちろん、ただまねをすれば終わりというものではなく、そこからさらに自分がうまくできる方法を見つけていくことで、より精度や効率はブラッシュアップされるでしょう。

もし、自分がうまく仕事ができなくて、自己嫌悪に陥ってしまうことがあったら、思い出してほしいのです。

「知らないことはできなくて当たり前」

そこから、前向きに進めていきましょう。

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次回は、自己肯定感を上げる「100点の定義の仕方」をお伝えしますね。

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