見出し画像

中堅・中小企業がやるべき組織人事制度との向き合い方

先日、ある経営者様から次のような問いかけがありました。「同業他社は○○という制度を導入した。うちでも導入を考えたいが、どう思うか?」 よくある話だと思います。

人事の世界では流行語が好まれます。一般的に「流行り」だと言われ始めたことや、同業他社が導入し始めたことがあると聞くと、自社でも取り入れたくなります。自社の人事戦略を考えるうえで社会の動きを押さえておいたり、他社の動きを参考にしたりすることは、意味のある取り組みです。

しかし、流行語と流行語が展開される現場とは、ギャップがあるものです。流行りの何かに飛びついて自社に取り入れても、それが自社にとって有効とは限りません。例えば、いわゆる「ジョブ型」雇用が自社で有効に機能する可能性もあれば、自社ではあまり合わないかもしれません。

また、有効に機能するものであっても、自社に合ったやり方をよくデザインする必要があります。そして、なぜその仕組みを自社に導入しようとするのか、その目的と一緒に現場に落とし込まないと、うまくいかなくなります。

「ワークライフバランス」や「働き方改革」といった流行語が、社内で広まるうちに意味の変化を繰り返して、いつの間にか「単なる休み方改革」になってしまっている会社もあります。「心理的安全性」がその本質を置き去りにして、チャレンジもお互いへの介入もない「ストレスがないだけの関係性」になってしまっている会社もあります。

冒頭のような問いについては、次のような観点で考えて、判断する必要があります。

・そのテーマが自社で重要な理由(自社が目指したい状態づくりにどう結びつくのか)
・自社に合った制度内容
・運用する当事者である社員の、制度内容に対する準備状況(知識だけでなく、意識や風土なども含む)

このたび、早期離職対策などに取り組まれている株式会社カイラボ様のセミナーにゲストで参加することになりました。代表取締役の井上 洋市朗 様と対談しながら、「中堅・中小企業がやるべき組織人事制度との向き合い方」というテーマについて考えるものです。

タイトルは「中堅・中小企業」となっていますが、大手企業の方にも参考になる情報もあるのではないかと思います。お昼ご飯を食べながらのご参加でもかまいません。

中堅・中小企業がやるべき組織人事制度との向き合い方 -人と組織の可能性を最大化するために-

・11/8 12:00~13:00
・参加無料
・詳細、お申し込みは下記から

ご興味がある方は、ご参加をお待ちしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?