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好きな気持ちを守るために

またイラストの依頼が入りました。この間もかなり大きいお話をいただき折り合いがつかなかったので流れましたが、藤森愛の画風でお願いしたいと言ってもらえるのは本当に嬉しい。


絵は好きな時に好きなだけ好きな絵しか描かない。今でもそれは絶対に譲りません。漫画家の夢を諦めた理由は色々ありますが、好きすぎたからこそ仕事にしたくなかったのが1番の理由です。

好きなことを仕事にするとどうしても嫌いになる時もやってきます。それは漫画専門学校のオープンキャンパスを見に行った瞬間、容易に想像できました。人は比べる対象が少なければ少ないほど幸せを感じられると言いますが、自分より上手な人がワサワサいる漫画専門学校になんて身を置いたらきっと比べ続けて嫌いになってしまう、この"好き"という気持ちを失くしてはいけない、とブレーキを踏んだんです。その時は自分でもただの逃げだと自信喪失しましたが、それを守ってきたからこそああいう絵になったのかなあとも思ってます。

山口県岩国市の市長応接室に飾られている原画。


売れるために、ニーズに合わせるためにやるとどうしても変えなくちゃいけない部分があったり、我慢したり譲らなければならない部分もある。私の音楽は歌詞が伝わりにくかったり、メロディーが歌いにくかったりすると平気で変えたり譲ったりしますが、絵は絶対にできない。じゃあ描きませんってなる(笑)「音楽=届けたい」「絵=ただ描きたい」の気持ちの違い。この音楽と絵のバランスもちょうどいいのもしれない。


いつの日かの個展に向けて新しいインスタアカウント始めました。


これからも音楽は届けるために、絵は自分の好きな気持ちのために守っていきます。



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