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作ることから逃げちゃダメだ

逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。ヱヴァンゲリヲン新劇場版がアマゾンプライムで見れるようになっていたので見まくっているんですが、何回見てもやっぱりよく分からない。


今の私の制作活動は3パターンあります。音楽と絵と文字です。

音楽は作詞作曲したものをレコーディングして形にするか、ステージでパフォーマンスする。絵は構図を考えて描き色も塗る。文字は自分の考えや経験談をまとめる。どれも一から生み出す創造的な作業になります。

この3パターンの切り替えがなかなか出来ないのが最近の悩みどころです…。楽曲制作へどっぷり浸かって脳みそが音符まみれになった後に絵の構図はなかなか湧きづらいし、そんな抽象的な物を描いた後に文字をきちんと配列させるのも難しい。

音楽と絵は右脳、文字は左脳を使うらしい。脳みその切り替えをマスターしたい(笑)

楽曲ばかり作っていた方が、絵ばっかり描いていた方が、文字ばっかり書いていた方がやっぱり作品の切れ味は良くなります。でも三足の草鞋を履くと決めたのは私なのです。


私にとって制作とは、深く静かにひたすら自分と向き合う時間。地味中の地味。一瞬日の目を見るのか見ないのか分からないものを生み出し続ける虚無。自分の才能に限界を感じる瞬間。自己満足になってしまっているかもしれないという不安。クリエイティブなことを仕事にするとこの戦いからは逃れられない。そうじゃない人もいると思いますが、なんの葛藤もなくホイホイ作れる才能は自分にはない。

こんな日々を繰り返しているとついつい心地よい派手なアウトプットばかり繰り返してしまい、中身がすっからかんになります。発信することで承認欲求を満たし、スケジュールを埋めることで安心感を得て、気がついたら"制作"という現実から逃避している自分がいる。そんなことではこの先何も残していけないぞと言い聞かせて、また地味な制作という戦いへ戻る。その繰り返し。


好きなことを仕事にしよう!やりたいことを仕事にしよう!みたいな文言をよく見かけますが、好きなことを仕事にするイコール嫌いになることも受け入れるだと私は思っています。好きなことを好きなままでいたいのなら、断然趣味にしておくのをオススメします。だから私はいくらコメダが好きでもコメダで働こうとは思わない(笑)

いくら好きでも真剣に向き合えば色んな壁にぶつかるし、結果を残さなければならないとなると好きをねじ曲げてでも進まなければならない時もある。それでもそれを仕事にしたいと思うのは、好きとか嫌いとかを通り越した先にある"生きがい"というやつなのかもしれない。


宮崎駿のインタビューの中でこんな言葉があります。

自分が好きか嫌いかっていうことではなくて、自分にできるのかできないのか。自分の才能を見極めるのは一番恐ろしいことですから───


できるのかできないのか、それはやってみなくちゃ分からない。人間は想像したことを創造し、実現できる生き物。そうやって進化し続けてきた。私もそうでありたい。


Yahoo!ニュース掲載(ハフポスト日本版)


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