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Story 2 ignite!はじまる

2019年4月19日。ignite初回。
いよいよ待ちに待ったignite!がスタートする。
忙しい金曜日の仕事を終え、車に乗り富士見に向かう。
車中、期待と不安で凄く緊張していたのを思い出す。

どんな世界が広がるんだろうという期待。
どんな人達がいるんだろうという人見知りの私の不安。
緊張(?)で喉がカラカラ、お腹もペコペコ。  
到着直前に近くのコンビニで珈琲とおにぎりを頬張って、
高ぶった気持ちを少し落ち着かせた。

駐車場に車をとめて、森のオフィスの扉を開ける。
室内の木の風合いが緊張を少し和らげてくれた気がした。
すでに到着している方々に挨拶をして
始まるまで用意された椅子で緊張しながら待っていた。

さあ、igniteがスタート。
始まってみれば、ゲストスピーカーの方のお話、ignite!の目的・意義の話、
グループワーク・・・など、とてもとても濃密な時間だった。

例えば、ホワイトボードにテーマがカテゴリー分けされて書き出され、
それについての付箋トークをするというグループワーク。
・・・衝撃だったな。
いきなりワークが始まり、いきなりみんな付箋に書き出す。
そして、そこからディスカッションがいきなり始まる。
「この人達、何なん? マジ?」って感じた。

普段の仕事の会議とは全く違う雰囲気。
会社では周りの様子を伺って、皆が思っている事が
言いにくい雰囲気になっている・・・そんな事にも気づかされた。

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振り返るとIgnite!初回は、衝撃が大きかった。
こんな「場」があるんだ!こんな「人達」がいるんだ!って。
始まる前の期待と不安は全て希望に変わった気がした。
この日の気持ちを忘れないように
その時の感情を一筆残しておいた。
これからも「心豊かな人達」「豊かな経験」
積んで行きたいと希望が生まれた日だった。

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5月10日。ignite Vol 2
今日はIgnite! 2回目。
この日はとてもワクワクして待ち遠しかった日。
それは学生時代から愛してやまない某企業の方が
ゲストスピーカーとして来られるからだ。
トーク内容の詳細は控えるが、
その内容はとても心に響く刺激的なものだった。

その当時、私はいつも感じている事があった。
それは「便利が不便」という事。

世の中、とても便利になった。
知りたい情報はすぐに手に入る
行きたい場所には迷わず行ける。
聞きたいときに聞きたい音楽がある。
その恩恵は私も十分に受けている。
でもなんか「便利すぎないか?」って感じていた。

例えば視察のために地元の商業施設を訪れた時のこと。
視察を終えて帰る時、近くのエスカレーターが混み合っていたので
遠く離れた別のエスカレーターで下った。

下った先で京都から来たという木工作家が期間限定で出店していた。
とても面白い木製カトラリーなどを展示していて・・・
結局、物作りの楽しさを作家の方と1時間近く話し込んでしまった。
すごく有意義でこれからも頑張ろうと思える日になった。

「遠回りする事、失敗する事で得られることが
もっと大事にされてもいいんじゃないか?」と贅沢な不満があった。
ただ、この感情はすごく漠然とした物だった。
そんな事を感じていた中でゲストスピーカーの方の話の中にも、
「便利が不便」の話が出てきた。
その内容はとてもわかりやすい。
問題点や課題、それに対する解決策など、とてもシェイプされていた。
自分の中で漠然と感じていた物がくっきり「見える化」された感じだった。
「やっぱり憧れてきてよかったぞ」って昔の自分に言ってあげたい。

その後、グループワークがあった。
「自分のやりたいアイデア」を書き出すという宿題が出ていた。
そのアイデアについて2人一組になって
「なぜ?そう思ったか」とお互いに質疑応答しあう。
質問者は相手の返答で自分が感じた事をメモする。
そのメモを最後に相手に渡してあげるというグループワーク。

ワークが始まった。
私が質問に答えるターン。
数分間、深く考えず自分の考えを話し、質問にただ答え続けた。
そして、質問者からもらったメモを見て、笑撃だった。
メモの一番最初に「会社がきゅうくつ」と書かれていた。
私は窮屈と言った記憶がないが・・

もっとワクワクする物作りをしたい。
しかし、いまの環境はなかなか、アイデアが形にしにくい雰囲気。
そんな気持ちを話した記憶があるが・・・
「やっぱ窮屈だったか(笑)」

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自分の感情がまたまた見える化された。
Ignite!でのグループワークや宿題などが、
結果的に自分の内なる「感情」を見える化してくれる。
そして、それが次の「アイデア」や「行動」に繋がって行く。
一年以上経った今、改めて充実した時間だったと感じている。

こういった取り組みが行われるのがignite!である。
気づかない自分の内面に出会える楽しさとともに、
参加する人達の熱意に驚かされる毎回のigniteである。


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