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可能性を拡げるために~「働く目的」と「企業のSDGs」~

本日は、地域での活動DAY。午前中は、高校生と「働くとは何か」を考え、午後は「企業とSDGs」にかかわるセミナー講師というスケジュールで、地域の方々と交わり、楽しさを実感した一日になりました。

高校の後輩たちとの語りあい~働くとは何か?~

緊急事態宣言が出ていた期間は、なかなか対面型セミナーが実施されず、地域の方々と対面で交流する機会が少なかったですね。実施するにもリスクが大きい状況が続きました。コロナの感染状況が落ち着いてきて、久々に、地域の企業の方々や学生と一緒にコミュニケーションをとれるのがやはりうれしいなと実感しました。

未来を見据えてのかかわり、本当に楽しいです。私の母校の生徒たちのなかに、コロナ拡大の影響で企業訪問が出来なかったという子たちが複数名いました。この子たちのために、企業訪問の代わりにということで、高校のOBやOGの方々が中心になって、「働くとは何か」「働く目的は」といった内容でワークショップを開催したのです。

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会場は、今年の春に富士市にOPENしたコワーキングスペースのWORX富士。起業した人たちが集まるような場所になるようにつくられました。企業の会議等での活用も可能だそうで、実際にある集団が会議室スペースを使用してミーティングを行っていました。

私を含めて高校のOBやOGが自身の就職や仕事に関わる体験を語りました。話をするなかで、高校生たちが目を輝かせて真剣に聞き入っている様子が伺えました(私が高校生だった時には全く考えられなかったです)。

私は、自身の体験を振り返りながら、働く場所でのコミュニケーションの難しさや、「生きるための手段」である「働くこと」は、どのような手段であってもいい、自分のやってみたいことに取り組めばいいという話をしました。今の時点で大切にしていることを疎かにしないで、むしろ大切にしてほしいという気持ちです。そして、仮に将来いろいろと変化があっても、その時々でやりたいことはかわるものであり、やりたいことに向かってがんばってほしいというメッセージを伝えました。

地域の企業だからこそSDGs!

午後は、SDGsにかかわる若年者向けのセミナーに登壇しました。地域の企業の役割や、地域の企業が提示したい価値をSDGsと結びつける必要性について伝えました。最近の学生たちが、企業のSDGsへの取組みに関して着目していることを受講者に認識してもらい、自社の取組みとSDGsとのかかわりを考えてもらいました。また、様々な中小企業のSDGsの取り組み事例を紹介しながら、自分たちができることを若年層の参加者の方々に伝えました。

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自社の取組みの中には、SDGsの発想で考えてみると、既に外部にPRできるくらいの価値あるものが隠れていると思います。その価値を社会や市場に提示できると、顧客から選ばれるきっかけになり、他社との差別化につながるのではないかと思います。

さらに経営に結びつけていけば、経営計画をもとに数値目標を設定し、SDGsに関わる取り組みを強化していくのも一つの考えではないでしょうか。最近よく言われている社会課題解決の活動が、自社の利益につながっていくとも考えられます。また、最近は顧客の共感が自社の利益をあげていくうえでは大切な要素になりつつあり、顧客からの共感を得るためにも、SDGsにかかわる取り組みがあってもいいのではないかと思います。

受講してくださった方々は、自社の取組みとSDGsについて真剣に考えていただきました。私はSDGsオタクになるつもりはありませんが、企業はSDGsを無視した取り組みはできなくなってくるのではないかと思います。人材の確保、環境の配慮、働きやすい職場づくりなど、SDGsなどで提唱されているようなことに取り組んで、他の企業との差別化を図っていければベストです。

地域のみらいを担う人たちのために、時間をかけて自身の考えを発信するのは楽しいです。私たちの人材育成支援サービスは、自他の可能性を拡げるためのもの。自他共に潜在的に持っている様々な可能性を拡げて、結果を出せる人材の育成に取り組んでいただきたいものですね。

貴重な機会をいただいたご関係の方々に感謝申し上げます!


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