見出し画像

【監督映画紹介】ノンバーバルな短編「だった人」

5/20まで配信映画祭2020で上映中の短編映画「だった人」は、登場人物が一人だけの、セリフがない静かな映画です。

小さな物音もストーリーを進める要素になっています。静かな時間帯に一人で観るといいかも知れません。
淡々としていますが、ポップさもあるので気軽に鑑賞できるショートフィルムです。

小さなドラマに焦点を当てたかった

観た人が身近に感じてもらえるように、日常に起こりうる小さなドラマに焦点を当てました。

「だった人」では、何かがガラリと変わるような出来事はありません。
1が1.1になるくらいの小さな変化を取り上げたかったんです。

そのため、こぼれ落ちそうな個人のドラマをすくうような気持ちで撮りました。

どうして登場人物が一人だけなのか?

人は、一人で過ごしているときにもドラマが生まれているからです。

物語(ドラマ)は普通、二人以上の登場人物たちのコミュニケーションによって作られます。でも実生活では、一人でいるときに何かを決断をしたり、心情の変化が起こることも多いです。

今まで手を付けられなかった本を読もうとか、ダイエットをしようとか、何かを決意することがあります。それって、とても個人的なドラマだと思うんです。
ドラマチックだと思うんです。

「だった人」は、そういうお話です。
劇中に登場しない他者はいますが、主人公が一人のときに起こるドラマを描きました。登場するのは主人公だけなので、セリフもありません。

作品情報・上映歴

出演者:望月めいり(望月美里)
助監督・録音:加藤啓介
音楽:The Lorax (evantr0nic)
協力:吉田真由香 / 高嶋義明 / 愛しあってる会(仮) / GMC / NCW
上映時間:12:56
完成年:2016年
監督・脚本・撮影・編集:藤木裕介

仙台短篇映画祭2016 新しい才能に出会う部門
第20回水戸短編映像祭
第20回水戸短編映像祭特別企画「水戸タンペンセレクション2016 vol.4」
夜空と交差する森の映画祭2016
第9回おもいがわ映画祭 ショートムービーコンペティション
第三回JSFF日本セルビア映画祭
鶴川ショートムービーコンテスト2016
名古屋フィルムミーティング2016
第2回あわら湯けむり芸術祭
10th NDU International Film Festival(ベイルート、レバノン)
The Martinique International Film Festival, 2016 Fall Edition(オンライン)
NewFilmmakers NY 2017(NY、アメリカ)

配信映画祭にて上映中

2020年5月1日 19:00~5月20日まで開催されている配信映画祭で、200円でご覧いただけます。
「だった人」の視聴ページはこちら

ご質問&ご感想お待ちしてます!
「だった人」について、ご質問があれば遠慮なくどうぞ。
コメントでも、Twitterでも、メール(yusuke.fujiki@gmail.com)でも構いません。

ご感想も大歓迎です!!!!!
感想をいただけると、みなさんが思っている以上に嬉しいのです。一言だけでもウェルカムです。お待ちしております。ほんとに。

配信映画祭「だった人」について監督&主演トーク

配信映画祭について

配信映画祭には、18人の監督が参加しており、作品を1本ごとに選択することができます(1作品につき200〜500円)。

購入すると、3日間のレンタル視聴が可能となります。
例えば、5月20日の23時にレンタル開始した場合、5月23日23時までご覧いただけます。

映画祭なので、期間中は参加監督などによるトークも配信されます。合わせてお楽しみください。

※収益の一部はミニシアターの維持支援活動に寄付されます。

【上映作品】
〜シアターⅠ〜

加藤綾佳「水槽」
頃安祐良「想いは壁を通り抜けて、好きな人に逢いに行く」
宮本杜朗「太秦ヤコペッティ」
福島拓哉「アワ・ブリーフ・エタニティ」
松野泉「さよならも出来ない」
小池匠「青森さんちの祝日」
東海林毅「偏愛ビジュアリスト 東海林毅ショートフィルム選」

〜シアターⅡ〜
伊月肇「トビラを開くのは誰?」「The Light Dances」
柴田啓佑「ヤギ、おまえのせいだ」 「ひとまずすすめ」
岡太地「川越街道」 「よろこび」
佐藤央「結婚学入門(新婚編)」 「MOANIN`」 「MISSING」

〜シアターⅢ〜
滝野弘仁&高畑鍬名「IS THIS WHAT DEMOCRACY LOOKS LIKE?」
亀山睦美「ゆきおんなの夏」
榎本桜「宝物の抱きかた」
髙橋雄祐「still dark」
藤木裕介「だった人」
北林佑基「恋愛電話」「夜が明けるまで」
平波亘「平波亘福袋」(5月14日〜)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?