翻訳単価を上げるタイミング
こんにちは。ふじこです。
なんとこちらのnote記事、300人以上の方に購入していただきました…!!本当にありがとうございます。記念に、久しぶりに記事を書いています。
最近は韓日ウェブトゥーン翻訳の案件が増えていることもあり、新しく翻訳のお仕事をされる韓日翻訳者さんが増えていると思います。
私もまだまだ偉そうなことを言える立場ではないのですが、それでもフリーランス翻訳者生活も6年目に突入したのでもしかしたら参考になるかもしれないと思い、「翻訳単価を上げるタイミング」について書くことにしました。
私はかなりのコミュ障なので、営業とか交渉とかなるべくやりたくないのですが、翻訳単価って自分から言わないとなかなか上がらないんですよね…。まれに会社側から上げてくれることがありますが、かなり少ないと思います。(私もほんの数回しかありません(;_;))
ということで、今まで私が単価を上げたのはこういう時!というパターンを簡単に紹介したいと思います。
※最近明らかに低単価な仕事もあるようなので、そういう仕事には手を出さないように…!
①新規開拓の時
一番単価を上げやすいのが、新規開拓の時(新しく翻訳会社と取引する時)です。なぜなら一度契約してしまうと、その単価を上げるのが結構難しいからです。契約する時点でちゃんと翻訳会社の方と話し合って、自分の希望する単価で登録することが大事です。
私も新しい会社と契約する時は、現在の単価よりも高めに伝えるようにしています。コツコツと新規開拓をすることが、単価アップにつながるのだと思います。求人を見つけて、連絡して、トライアルを受けて、単価や条件などを話し合って…って結構大変なんですけどねㅠㅠ それがフリーランス翻訳者というものなので頑張りましょう><
②他の会社の単価が上がった時
すでに取引している会社に対して、単価を上げてもらいたいと交渉する際には、他の会社の単価が上がった時にするのがおすすめです。単価の交渉って、自分の訳文に自信が持てないとなかなかできないですよね。
でもフリーランス翻訳者がもらえるフィードバックはだいたいが修正点についてで、褒められることは少ないのが現実です。だから褒められるとすごく嬉しいのでPMさんや校正さん、モチベーションが上がるお褒めの言葉、お待ちしてます!笑
他の会社の単価が上がった時というのは、こちらも気持ちの面でも自信がある時だと思います。やはりボランティアではなく仕事として翻訳をしているので、例えば作業内容が同じだとすれば、単価が高い会社の仕事を優先したくなるのは当然のこと。そうすると単価が低い会社の仕事は割に合わないなと感じるようになるので、その時は交渉が必要な時なのだと思います。
③仕事が多い時
2番の話ともつながるのですが、単価交渉をするのは気持ちに自信がある時の方がいいと思います。仕事が多い時ならば、「たとえこの単価で断られても他の仕事があるから困らない」という気持ちが働くので、ちょっと強気になれますㅎㅎ
仕事だけでも十分忙しいのに、さらに交渉までするなんて大変!とも思うのですが、なぜかフリーランスは忙しい時ほどさらに仕事が増えて忙しくなることが多いので、その波に乗って単価アップも狙えばいい流れができるのではないかと思います。
④仕事が割に合わないと感じた時
最初は契約した値段に納得していた場合でも、実際に仕事してみるとやっぱり割に合わないのでは…?と感じることもあると思います。
特にウェブトゥーン翻訳の場合は1話ごとに単価が固定されている会社もあり、1話ごとに全然分量が違う…!なんてことも。この間、とある作品でどう考えても普段の倍以上セリフがある回があって、いくら1話固定だとしてもこれは交渉した方がいいなと思いPMさんに相談しました。
すると、「その回はすでに発注済みなので翻訳料を上げることはできませんが、普段のクオリティと作品の難易度を考慮して次回から1話あたりの翻訳料をアップします」と言っていただき、無事に交渉が成立して翻訳料を上げていただいたことがあります。
翻訳単価に納得がいかない時は、きちんと相談・交渉してみることが大事だなと思った出来事でした。
以上、4つご紹介しましたが、大事なのは「自分の訳文に自信を持つこと、単価アップが必要な理由をちゃんと説明できること」だと思います。そのためには、とにかくたくさん翻訳して、腕を磨くしかないので私も頑張ります!
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