人の育成や就労問題は、私の興味分野であり専門分野で、ここ数年は「越境学習」「越境経験」に着目しています。京大大学院の時に研究したのもこの分野でした。
本書は、現在メインで携わっている事業にも関連する内容で、かなり面白いものでした。地域課題を解決することと、HR事業とをつなぐヒントが書かれているように思います。
「越境経験」は、越境する本人のキャリアアップや能力開発の効果はもちろん、多くの企業にとっても社員を外の空気に触れさせる機会、社会課題解決に取り組む経験は、自社の成長にとっても大変意義あることだと思います。
石山恒貴氏の「越境学習入門」と合わせて読めば、理解がいっそう深まると思います。
◇気になったところ(付箋を貼った個所)
目次
第1章 時代とともに、変わりゆく「人材育成」
第2章 固定観念を排除しなければ変化は起こせない
第3章 若手にこそ、刺激あふれる越境体験を
第4章 リーダーシップ・エクスペリエンスをデザインする
第5章 越境したビジネスパーソンがもたらす新たな価値
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◇プロフィール
藤井哲也(ふじい・てつや)
株式会社パブリックX 代表取締役/株式会社ソーシャル・エックス 共同創業者
1978年10月生まれ。京都大学公共政策大学院修了(MPP)
2003年に人材ビジネス会社を創業。2011年にルールメイキングの必要性を感じて政治家へ転身(2019年まで)。2020年に第二創業。官民協働による価値創造に取り組む。現在、経済産業省事業のプロジェクト統括も兼務。
議会マニフェスト大賞グランプリ、グッドデザイン賞受賞。著書いくつか。
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