日本版「民主主義の死に方」
レビツキ―、ジブラット『民主主義の死に方』から考えてみる 『民主主義の死に方』という本をご存知だろうか。ハーバード大学で教える二人の政治学者によるもので、昨年翻訳され、日本でも話題となった。その中で、現在、人権を保障する憲法の下で選挙が定期的に行われ、その選挙で選ばれた国民の代表者が政治を行い、複数のメディアも存在するような国家において、民主主義が後退し、さらに崩壊へと向かいつつあることが指摘されている。ようするに、民主主義をやめるのに、もはや戦車や戒厳令は必要ない、これまで