[映画]決算!忠臣蔵

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決算!忠臣蔵

監督・脚本は中村義洋さん。
大石内蔵助役を堤真一さんが演じておられます。

いや〜面白かったですね。
ベースになるのはご存知「忠臣蔵」。

江戸城内で侮辱された赤穂藩主の浅野内匠頭は、相手の吉良上野介に斬りかかる。
責任を問われた浅野は切腹。
吉良はお咎めなし。
怒り心頭の赤穂藩士たちが仇討ちを果たす物語なのですが。

この物語にかかる費用を、現代の貨幣価値に換算し、徹底的に金銭の面から写し出してまして。
それが何だか斬新で良かったんですよね。

いろんな時代劇がありますけど、あんまりお金がどうのって出てこないじゃないですか。
せいぜい悪代官が饅頭の下の小判もらってるシーンくらい。

でも今と同じで、世の中お金で動いていたわけですから。
家賃も食費も。
家族がいれば支出も増えて。
旅に出れば旅費がかかって。

しかも、藩がなくなった赤穂の浪士たちは収入がなくなったわけで。
彼らの面倒を見つつ、仇討ちに必要な装備や用具も揃えなければならないのは大石内蔵助。

この大石役の堤真一さんがめちゃくちゃ良くて。
親の心、子知らずではないですが
大石の心、藩士知らず。
ま〜湯水のごとく使う使う。笑

堤さんの一人突っ込みで、他ほぼ全員ボケのような構図。
この堤さんの突っ込みが絶品で。
ありとあらゆるパターンの突っ込みを、表情豊かに見せてくださいました。

普通の「忠臣蔵」と思って観ない方がいいですよ。
あくまでコメディなので。
とはいえ、そのコメディ路線から仇討のシリアスタッチにまで持っていく展開もきっちり作られてましたから。

勉強にもなりましたし、見応えありました。
面白かったです。

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