[映画]この世界の(さらにいくつもの)片隅に

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

こうの史代さん原作の漫画を片渕須直監督がアニメ映画化し大ヒットした作品に、新たなシーンを加えた「完全版」とも言うべき長尺版です。

「この世界の片隅に」をテアトル新宿で始めて観た時、めちゃくちゃ感動してぼろ泣きしまして。
結果映画館で3回観て、3回とも泣いて、原作の漫画も購入。

原作からの再現度の高さに驚き、さらにはすず役ののんさんの、声優としてのポテンシャルの高さにも驚き。

ただ、原作からカットされてる部分があったことを知って、少し複雑な感情にもなりました。
なぜならこの物語の中で、そこを加えるか省くがで深さが変わってくる、重要な部分だったからです。

今作はそこを加えた上で、原作にはなかった複雑なすずの心境も加えて描かれてありました。

ディレクターズカット版とか、完全版とか
結局は蛇足になってしまってる映画も少なくないのですが
この長尺版はとてと良かったですね。
改めてこの作品の素晴らしさを感じることができました。

ただ、映画としての尺だけで言うと、前作くらいのが僕は好みですけど。
あと、エンドロールのお兄ちゃん絵巻がなくなってたのも、少し残念でした。笑

結局また同じところで泣かされてしまった。
うちの子供たちが大きくなったら絶対に観せたい映画の1本です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?