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最後はやっぱりみつを氏が降りてくる。

今日は、お友達の出版クラウドファンディングを応援するトークライブに出てまいりました。

トークライブ出演にあたり、原稿を一部先読みさせてもらいました。取り組み自体も応援させていただいていたけど、原稿を読んでしみじみ思った。この本は、私が10代のときに読みたかったし、そして自分自身の子どもや、今辛いさなかにいる10代の子どもたちに、ぜひ読んでもらいたい本だと。

『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』

本をあげるというのは、私は贈り物の中でもすごく難しいものだと思ってるんだけど、この本は、渡したい人の顔がすぐに浮かんで、応援購入したよ。

著者でもないのにやたら熱く語ってしまったトークライブ。心理学の研究の世界にいた人間、若者のカウンセリングをやってきた人間としての、子どもたち&かつて子どもだった人たちへの想いを炸裂させております。で、多少炸裂しすぎている。そして、みつを氏がやっぱり降臨している。なお、今日はみすゞさんは降りてこなかった(カウンセリング中は度々現れる)。

はぁ・・・・自分の早口と動きの激しさにまだ慣れない・・・(精一杯、おとなしくしゃべってたんだけど、後半テンションあがりすぎた)

共同執筆者のお三方(稲葉麻由美さん、高橋ライチさん、舟ノ川聖子さん)が、それぞれの辛かった経験から、学びを深め、乗り越え、それをシェアしあっているうちに、「もっと若い頃から知りたかったよね」ということになり、今を生きる若者たちのために編んだ、というこの本。

このお三方は、私と同じ「崖っぷちに佇む」人だと、勝手に思っている。生きづらさを感じながら成長してきた、それゆえの気づきや学び、そこからの他者へのあたたかいまなざしと愛情を持った人々。

(崖っぷち佇み人材についての過去のnoteはこちら↓)

先輩面したアドバイスでも、自分たちの苦労話でも、偉い人のご高説でも、なんでもなく、本の向こうの誰かの人生がより良くなることを心から願った、やさしい言葉たちが沁み込んできます。

なんていう素晴らしいプレゼントなんだろう!

あまりに感動したので、プロジェクトのページの言葉をスクショで貼らせていただく↓

目次見ても、えーー!私知りたかったわ!!ってことばっかりでしょ・・・ほんと・・・

この本、子育て中の親、子どもがこれから思春期を迎えようとしている親にこそ、本当に読んでもらいたいなと私は思うのです。

なぜなら、

親である自分から生まれたけど、違うからだと違う感性を持った一人の「人間」である我が子

これから通り抜けていく"疾風怒濤"の時代=思春期

尊重しながら見守り、我が子が「自分も他者も大切にできる人間」になれるように、関わっていく

という、ひっじょーーに難しいことを、わたしたち親はやっていかなければいけない。

子ども可愛さゆえに、心配ゆえに、自分の正義ゆえに、自分がされてきた教育ゆえに、これはとてもとても難しいことなんですよ。

親の関わり次第で、子どもの「好き」は育ちもつぶれもする。子どもが他者とどんな関係性を築いて、子どもが社会とどう繋がっていくのか、安全基地である親自身のかかわりは、やっぱりすごく影響が大きい。これはもう、対人援助の経験からも心理学の理論からもはっきりと言える。

だからこそ、親自身が「自分のトリセツ」を持っておくこと、子どもの「自分のトリセツ」を教えてもらうこと、はとても大事だと思います。

そんなわけで告知!

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8月31日(月)23:59まで!
10代の若者に社会のトリセツを伝える本を届けたい!
クラウドファンディング挑戦中です!!10代の人たちへ手渡したい学びをシェアするために本を作ります。
大人と子どものはざまの時期を生きる10代の人に、「社会のトリセツ(取扱説明書)を作って生きる、というアイディアがあるんだ」「自分にも作れるかも」と思ってもらいたい。
これから共に社会をつくる仲間への歓迎の気持ちを書籍の形にします。

読んでくださってありがとうございます。力が抜けたり元気が出たり、人間ってそんなもんかーと思ってくれたら嬉しいです。