できない自分を責めないためにハードルを下げてみる
私は以前、毎日何かしら予定を詰めていた。
平日はもちろん仕事なのだけど、土曜はお出かけ、日曜はジム…というように、週末もがっつり外に出ていた。
プラス、スキルアップのために、ライティングと英語の勉強、読書も毎日のタスクとして予定を入れていた。
でも、そんな日々を過ごしていたら、「あー、何にもしたくないなぁ…ダラダラしたいなぁ…」と強く思うことが増えていった。
特に勉強と読書の時間になると、そう思うようになってしまった。
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「何もしたくない…ダラダラしたい!」
かつての私は、そんなことは許さない性格だった。
「何もしたくない…ダラダラしたい!」というのが、「ダラしない」と思っていたのだ。
だから、勉強も読書も、「スキルアップのため!」と強制的にやっていた。
でも、「何もしたくない」と思うときに勉強や読書をすると、全く楽しくなくて、頭に何も残らなかった。
結局、中途半端になり、「ここまで勉強しよう!」とか「この章まで読もう!」と思っていたことをできなかった自分を責めていた。
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私は、一度にたくさんのことをするのが苦手。
なのに、「早く成果を出したい!」とか、すごいなと思っている人に「早く近づきたい!」と思って、忙しい日でも、スキルアップのために毎日勉強や読書の予定を1日にたくさん詰めていた。
自分の性格からして1日でこなせない勉強と読書量を設定し、できないと「やれなかったぁ…」と凹む。
結局それは、自分で自分を苦しめていた。
「どうしたらいいんだろう?でも、スキルアップのために勉強と読書は、できるだけ毎日やりたい…」
そこで私は、1日の勉強と読書のタスクのハードルを下げてみることにした。
これまで「今日は何章まで読む!」とか「ここまで終わらせる!」という目標を設定していた。
でもこれを、
・読書は1日数ページ。本を開いて数行読むだけでもOK
・勉強は1日5分
・読書も勉強も両方やらなくていい、どちらかやればOK
といった具合に、とにかく忙しくてもできるタスクを設定してみた。
そして、「何もしたくないときは、思い切って休む」ということも決めた。
すると、心に余裕が生まれてきた。
ハードルを下げたことで「できた自分」が増えていき、自分を責めることが減った。
何もしたくないときは何もしないことで、体をゆっくり休ませることができて、翌日から元気に過ごせるようになった。
周りはどんどん先に進んでいくけど、自分とその人たちは、そもそも自分とは違う人で同じではない。
だから人に合わせて自分にはできないことをやったって、それは結局中途半端になって完璧にこなせないに決まっている。
「なんで成果とか前に進む周りの人ばかり追って、自分の性格を考えて行動しなかったのだろう…」と、ハードルを下げてみて思った。
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ハードルを下げると、少しずつしか進まないけど、達成感が生まれるし、自己肯定感も上がる。
体も休ませることができる。
「疲れたな…」と感じることが多くなったら、何かを頑張り過ぎているかもしれない。
そんなときは、自分の性格を考慮してハードルを下げ、自分を労わるのが大切だな、と思った。
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