低レベル

「Webライターはレベルが低い」と言われる理由。僕たちが持つべき意識とは

紙媒体出身のライターや、編集者(Web担当を含む)から話を伺うたび、「Webライターの大半は低レベル」だと聞かされます。

自身に対する直接的な評価ではなくても、自らが身を置く業界を否定されるのは嫌なものですよね。

今回は、Webライターが低レベルだと言われる理由は、つまるところ何なのかご説明します。

本記事とは真逆の行動を意識するだけで、業界平均を超えるレベルに到達できるため、クライアントからの評価に課題を感じている場合は参考にしてください。

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1.つまるところ、レベルの低いWebライターとは?

多くの人が「Webライターの大半は低レベル」だと評価します。

彼らの言う、低レベルとは何なのか。いろいろな意見を聞いた結果、Webライターが非難される理由は4つに集約されるように感じました。

● コピーコンテンツを量産する
● 圧倒的にリサーチ量が不足している
● 文章力が低く、文脈のまとまりに欠ける
● プロ意識が乏しい

コピーコンテンツは当然NGですから、2~4について深く掘り進めて解説します。

2.圧倒的にリサーチ量が不足している

多くのWebライターは、記事制作を行うにあたり情報ソースとして「Web上の情報」を参照します。僕自身、膨大な情報を抱えるネットをフル活用しますし、その行為自体は全く悪いと思いません。

ただし、Web上には「信頼できる情報」と「信頼できない情報」があります。

一次情報に近いデータほど信頼度は高まり、二次三次と下流に行くほど情報の信頼度は下がることは、皆さんもご存じのとおり。

下流であるほど信頼度が落ちるのは、二次三次と加工されるたび元の情報に誤まった情報・解釈が付与されやすいからです。

ですから、レベルの高いWebライターを目指す我々は、可能な限り「一次情報に近しいデータ」を探さなければなりません。

しかし、実際に一次情報をあたって、深くリサーチしているWebライターはそう多くないのが実状です。

裏取りをせず、自身の実体験でもなく、想像だけで出した答えを事実のように語るケースを多々見てきました。

自身の実体験を切って出すわけじゃないなら、基本的には一次情報を読み込んで噛み砕いたものをアウトプットする意識が求められます。

2‐1.一次情報を徹底的に読み込んで"理解する"

リサーチする分野によっては、一次情報の読解に求められるリテラシーが異常に高く、理解を深める作業に時間を要するケースがあります。

こういったとき、途中で諦めて「よく分からないけれど情報を切り貼りする」という行為に逃げてしまってはいけません。

● 読者に誤った情報・認識を伝えてしまう
● 意味を理解していないため、説得力のない文章になる
● ライターとしてのレベル向上に繋がらない

主にこれらの問題を招き、ネット上に文字通り"ゴミ"を放流することになってしまいます。

ただし、どれだけ理解を深める努力をしても、完全に知識を落とし込めないケースがあることも確か。

こういった場合、僕は素直にクライアントへ「理解できない部分があります」と相談し、教えを仰ぐよう努めています。

一次情報を徹底的に読み込むことは、目先の時給を考えれば抵抗が生まれる行為かと思います。

理解しようとするほど、ドツボにはまって記事制作の失速を招く可能性もありますから。

しかし、この苦行を何度も乗り越えてこそ、Webライターとしてレベルアップするのだと信じています。

3.文章力が低く、文脈のまとまりに欠ける

Webライターを名乗っている人の多くは、もとから「文章を書くことで収入を得ていた人」ではありません。

僕も元美容師。当然ながら、ずっと文章の世界で戦ってきた人に比べて、文章力は大きく劣って見えたはずです。

ただ、その事実を認識して「文章力を高めよう」と決心すれば、文章は少しずつ上達します。ところが、文章力を高めようと心に決める人は、そう多くはいません。

メディアの編集者として仕事に携わるなかで、そのように実感することが多々あるのです。

文章を磨いて、常に最良な形で読者にコンテンツを提供することこそ、Webライターの義務である。

僕はそう感じており、これも低レベルなWebライターを脱する重要なポイントだと考えています。

3‐1.文章力向上の根幹は「自分の文章」と向き合うこと

文章力を高めるにあたり、小手先のテクニックや裏ワザ的な方法はないと考えています。

文章を磨く際、やるべきことは至ってシンプル。自分の文章を徹底的に見直し、語彙のチョイスとリズム感を心地よいレベルに引き上げるだけです。

たとえば、僕の場合は記事制作を終えたあと、何度も文章を読み返します。

誤字脱字チェックだけではなく、より適切な言い回しを見つけられるよう、じっくり各段落の文脈の構造を評価していくのです。

● 主語と述語の関係が、読者に伝わりやすい形になっているか
● 文章が過度に黒い(もしくは白い)状態になっていないか
● 専門用語の噛み砕き方は、読者リテラシーに相応しいか

もし、上記のようなポイントに対して機能する「自己評価の物差し」がなければ、そもそも文章を読む体験が不足しているかもしれません。

読みやすい文章を見かけたとき、それが自分の文章とどのように違うのか比較することで、物差しの精度は高まっていきます。

あるいは、細かくフィードバックをくれる編集者を見つけて、少しずつ文章を矯正していくことが大切です。

4.プロ意識が乏しい

実のところ、Webライターが低レベルだと言われる最大の理由は、プロ意識の欠如ではないかと思っています。

● 連絡なく納期に遅れる
● 納品しないまま音信不通になる
● 連絡はあるが、とにかく返信が遅い

正直、こんなことが許されるのは学生のコンビニバイトくらい。しかし、Webライターのあいだでは、そこかしこで上記のような事態が起こっているのです。

Webライターを名乗れば、周囲からはプロとして認識されます。歴が1年であろうが10年であろうが、専門家としての仕事を期待されるわけです。

その期待を踏みにじれば、そりゃ低レベルだと言われますよね。確かに、納期がきついこともあるし、何らかの事情で連絡が億劫になることもあります。

でも、プロ意識を捨てて逃げ出しちゃいけない。

プロ意識を持っていない人間には、実力も人望も付いてこないことを肝に銘じ、僕たちは誠意を持ってお客さまに接さなければならないのです。

5.まとめ

Webライターは低レベルだと言われて、良い気分にはなりません。たとえ、その評価が自身に向けられたものではなくても、自分の立ち位置そのものを低く見られている気がしてならないからです。

この問題に関して、誰が悪いとか誰が淘汰されるべきとか、そういった野暮なことは考えていません。

僕から、あなたから、じわりじわりと「レベルを高めるための姿勢」が業界に連鎖していけば嬉しい限りです。

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喋りたくないから独立した吃音症のライター/美容師を退職後、バカ真面目にライターを続けて会社設立/ステータスは文章力に全振り/文章でみんなを豊かにしたい/コンプレックスを武器に変える「適材適所マインド」を布教中。ブログはこちら(https://fujiharasho.com

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コメント (2)
ライティングだけでなく創作にもいえますね。
特に読み込みと読み直しは重要だと思います。僕はあまりできていませんが。
よくわかります。
私は手書き原稿が好きなのですが、Webでの書き方と全く違うので、時々は手書き原稿を書かないと不安になるほどです。
短くわかりやすい文章ばかりだと、思考と文章力が貧弱になるのではという不安です。
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