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「楽しい」ことで、まちづくり。地域のまちづくりワークショップに参加してきました。

楽しいことをみんなでやって、気がついたら『困った時に頼れる3人の顔が浮かぶコミュニティ』が出来上がっている、そうやってできたつながりが、結果的に地域包括ケアシステムになるのではないでしょうか」。

昨日は、町の文化会館で行われた、まちづくりワークショップへ参加しました。人口減少に対し、出産・子育てにおいて町ができることを、住民主体で考えてみませんか?というテーマです。集まったのは、医療関係者、母親サークル、病院友の会など、年齢、肩書もバラバラな人たち。

上の言葉は、ワークショップの最後に、コミュニティデザイナーの山崎亮さんが語ってくださった言葉です。行政や誰かが準備した場所に人を集めるのではなくて、共通の好きなことを持った2~3人が、好きなことを実践し、仲間を増やしていくと、自然と「いざというときに助け合える人」ができます。結果的に、子育てでも何でも、サポートできるコミュニティができていくのではないかということでした。

それ、すごく素敵だなって思ったのです。
すでにある地域のコミュニティ(PTA、婦人会、自治会、子供会など)に参加しなくてもいい独身世帯や、夫婦のみの世帯は、地域の情報が届きづらく孤立しやすい。「楽しい」ことなら、子供の有無や家庭環境は関係なくつながることができます。

町の人たちが「あれやってみようよ!」と声をかけやすい環境づくり。以前、noteでご紹介した「ローカルベンチャー」の本を思い出しました。この本は、村でベンチャー起業をサポートする活動が紹介されていましたが、山崎さんのお話では、趣味的な活動で同じようなコミュニティが形成された例をお話してくださいました。その一例が、広島の「のろしリレー」です。

瀬戸内の島々から「のろし」を上げてリレーをする団体。「のろしを上げたい!」という声から始まって、のろしについて研究し、実際にのろしをあげていたら、向こうの島の人も面白がってのろしを上げたいと声があがり、2019年は103箇所で狼煙があがったそうです。

今年は「東京2020公認プログラムの認証」を受けて、東京までのろしをつなげたいそうです。聖火リレーならぬ聖煙リレー。すごく楽しそう。静岡なら、浜松城と駿府城からのろしがあげられるでしょうか。なんだか戦国時代みたいです。

ワークショップでは、町の住民の方々とたくさんの意見が出てきました。アイデアをまとめるには時間が足りなかったけれど、いろいろな立場の「やってみたいこと」「欲しいもの」のアイデアが実現できたら、それが街の魅力になるのでは、という希望が感じられました。

「まずやってみよう」「誰かがやってくれるのを待つのではなく」

これは、この町だけではなくて、日本中で言えることなのではないかと思います。

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