肩書がない名刺

久しぶりに自分の名刺を作りました。肩書は載せませんでした。まだ自分が、何を名乗ればいいのか分からなかったのです。渡した方に書き足してもらうのもいいかも。私の印象を元に書いてもらえば、印象に残りそう。

会社で作ってもらった名刺は、会社というマントを羽織って、会社を宣伝しているような感覚がありました。自信を持って渡せました。「私はこういう肩書で、こういう事業に所属し、仕事をしています！」そんなメッセージ。「私」よりも「事業」が大きい印象づけ。
今は、すべてが自分のこと。自分がやりたいことを全部凝縮して、「コレが私です」と精一杯主張する名刺です。

昨日は初めて、記事を書かせてもらったお店の方に名刺を渡しました。
カウンターから店員さん同士のお話しが漏れていて、とてもドキドキしました。私が作ったものにどう感じたんだろう。コーヒーを飲みながら、心の中は緊張で震えていました。

お店の方がやってきて、「記事読みました！これから、ここ以外にも新しいことを始める予定でして……」と話してくれたときは、心底ホッとしました。それから、とてもワクワクしてきました。新しいこと、どんなことなんだろう？もっとお話を聞いてみたい。

まだ、はじまりの街を出てすぐ。コツコツ積み上げていけば、自信を持って掲げる肩書がみつかるかもしれない。今はまだわからないけれど。