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ネガティブをポジティブに変える視点の切り替え方:月曜日が楽しくなる幸せスイッチ

「日本は他国と比べると幸福度が低い」
そんな話をよく耳にします。幸福度が高いとされている国と比べて何が違うのか。普段、不幸なことばかり目がいってしまったり、気がつくと愚痴ばかりになっていることはありませんか?
「どうしたら、重苦しい毎日が変わるだろう?」
「気が滅入る毎日を変えたい……」
そんな人へ、幸福学の知見から、変化を与える4つのスイッチを提示するのがこの本です。

宗教学や心理学はよく耳にしますが、「幸福学」はあまり聞き慣れない分野ではないでしょうか。この学問について、著者の夫であり幸福学の第一人者の前野隆司さんがこのように話されています。

「幸福」については、哲学、心理学、宗教などがさまざまな研究をし、「感謝できる人は幸福だ」「自己肯定感が高い人は幸福だ」などと定義されていますね。その基礎となる分析結果を体系化し、人々の幸福度を高めるために応用するのが「幸福学」だといえます。
「幸福学」は、幸せに関するアンケート結果を因子分析した統計学なのです。
どうしたら幸せに働けますか?(前編)前野 隆司教授に聞いた「幸せに働くための4つの因子」(2018年3月13日号) - NexTalkより

その研究で見つかった幸せになるための4つの因子を、この本ではわかりやすい表現と身近な実例でまとめられています。幸せを見つける視点の切り替えかたを繰り返すと、前向きな気持ちが持続し、ネガティブなことがあっても前向きにとらえられるようになります。結果的に、幸福度が高まるということです。

長続きする幸せを得る「幸せの4つの力」
・「やってみよう」力(自己実現と成長の因子)
・「ありがとう」力(つながりと感謝の因子)
・「なんとかなる」力(前向きと楽観の因子)
・「ありのままに」力(独立とあなたらしさの因子)

私個人的には、もともとネガティブ体質で、意識的にポジティブに切り替えてきたため、この本に書いてあることをすんなり受け入れることができました。

この本で生活のすべてが幸せで満たされる、ということはないのではと思います。先日、怒りの嵐が起きた私のように、目の前に大きな壁が現れるようなこともあるでしょう。ですが、普段から意識的に「幸せ」を見つけられるようポジティブであることは、積み重ねるほどに、「大きな壁を乗り越えるのではなく避けてみよう」とか、「越えてみたら意外と小さな壁だった」と、気持ちに負担をかけない姿勢を維持できるのではと思います。

私たちはつい「こうしなきゃいけない」「こうでなければならない」と、自分を追い詰めてしまいがちです。そんな空気を変える方法を「幸福学」という分野を深めることで、見つけられるかもしれません。

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