オケスタサロン⑤新世界より:Orchestra Rep class
オーケストラスタディを学ぶ
今回のテーマは 「2つ目の八分音符」
ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界」より 第2楽章 Largo
オーケストラオーディションでは大抵この部分は要求されないですが、そんなところもチョイスしてみます。
言わずと知れた、有名な「家路」のメロディー。
イングリッシュホルンによる安定の音色で奏でる旋律はいつ聴いてもいいですよね。
イングリッシュホルン(EH)のソロが始まり、途中からクラリネットが加わります。
出だしにも気を使いますが、なんといっても私がピックアップしたいのが、
2番目の八分音符
EHが付点のリズムのところクラリネットは八分音符で動きます。たっぷりメロディを歌う奏者もいるでしょう、また動きを持って前進したい場合もあるでしょう。注意深く聞き分けながら、その「2番目の八分音符」をそっと奏でる! まあなんと震えます!
そして2小節の繰り返しが続きますが、2回目は大抵はコントラストをつけるためにソフトに演奏されますので注意が必要です。
オケでクラリネットから前列左斜め前に位置するEH、後頭部が確認できるかできないかの距離でしょう。呼吸をとるのが見えるのか見えないのか!EHの背中からタイミングを感じ取りましょう!
音色も上手く交わるように工夫が必要ですね
もう一つのポイントは、この部分は2ndクラリネットもユニゾンで演奏しているということです。 音量というより、音の厚みが要求されます。1stがしっかりリードします。2ndは飛び出ないように最新の注意が必要です。
一部のみしかできませんでしたが、とても勉強になります。
自分がソロの時、また、ソロを支える時、さまざまなテクニックを必要とするオケスタは繊細でなんとも言えません。
来月8月はお休み
8月はお休みとします。
9月からまた残りの年度の計画を発表して取り組んでいきたいと思います。
興味あり、参加したいけど遠いという方にはオンラインレッスンも進めております。下記HPより問い合わせください。
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